民事再生法を申請した(株)エル・エム・エスが支援していた北海計量器(株)が破産

北海計量器(株)(TSR企業コード:290450314、法人番号:3010001028978、文京区本郷3-13-3、設立1946(昭和21)年8月、資本金1600万円、朝比奈幸一郎社長)は12月17日、東京地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には富永浩明弁護士(富永浩明法律事務所、中央区銀座7-12-14、電話03-3544-0381)が選任された。
 負債は現在調査中。

 フラスコやシリンダー、ピペットをはじめとする理化学用ガラス器具の製造・卸売業者。薬品関連会社などに販路を築き、過去には年間売上高3億円以上を計上していた。しかし、代表者が兼任する(株)エル・エム・エス(TSR企業コード:292272499、法人番号:8010001012754、文京区)が11月19日、東京地裁に民事再生法を申請。
 11月25日にエル・エム・エスが開催した債権者説明会の席上、エル・エム・エスの担当者は「支援先に総額15億円以上が流出した」旨を述べ、関係先への過剰な支援が民事再生の一因になったとの認識を示していた。
 東京商工リサーチが入手したエル・エム・エスの内部文書によると、北海計量器が支援先として掲載されている。

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