「五輪で金メダル目指す」 サッカー日本代表 森保監督激励会

花束を受け取る森保監督=平安閣サンプリエール

 サッカー男子の日本代表、東京五輪日本代表の指揮を執る森保一監督(長崎市出身)の激励会が22日、同市内で行われ、森保監督は「東京五輪で金メダルを目指す」と力強く意気込みを語った。
 諫早市で28日、五輪世代のU-22日本代表がU-22ジャマイカ代表と対戦するのを前に、県サッカー協会が開催。同協会やサポート企業、行政関係者のほか、地元の恩師や同級生ら約110人が出席した。
 同協会の殿村育生会長が「日本人で初めて両代表の監督を兼ねることは県民の誇り。大きな夢とパワーをもらっている。諫早での試合も万全の準備の下、チームの結束力を高めてほしい」とあいさつ。上田裕司副知事は「被爆地からサッカーを通して平和への思いを国内外に発信してもらうことに敬意を表したい」と中村法道知事の祝辞を代読した。
 森保監督は「長崎で規律や人としてのベースをはぐくんでもらい、今の自分がある」と感謝し「最近つまずいているが、最後は必ず笑えると思っている。来年は東京五輪で金メダルを目指し、ワールドカップの最終予選も白星を重ねる。皆さんに笑顔になってもらえるように頑張る」と抱負を述べた。
 森保監督は花束などを受け取り、出席者と和やかに歓談。リラックスした表情で写真撮影にも応じていた。長崎日大高時代の監督でサッカースクール長崎FC(諫早市)の下田規貴代表は「昔から頑張り屋。謙虚な人柄と対話する力で、日本サッカーを変えていってほしい」と期待していた。

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