NIKEが史上初!浦和、鹿島、広島で「統一テーマ」の新アウェイユニフォームを発表

浦和レッズ、鹿島アントラーズ、サンフレッチェ広島と各チームのキットサプライヤーを務めるNikeは23日、2020年シーズンの明治安田生命J1リーグで使用するアウェイユニフォームを発表した。

新ユニフォームのデザインだが、驚くべきことに今回は3クラブが史上初となる「統一テーマ」を持ったデザインを採用となった。

この統一テーマには、2020年のスポーツの祭典に向けてスポーツの魅力や楽しさ、感動、そして、幸せや平和の実現をフットボールを通じて目指すという、Nikeと各クラブの理念を反映させている。

デザインは日本の国旗からインスピレーションを得たレッドとホワイトで、日本から世界に羽ばたく3チームを表現。浦和レッズはクラブカラーのスポーツレッド、鹿島アントラーズはクラブカラーのディープレッド、サンフレッチェ広島はホームタウンが同じプロ野球チームである広島東洋カープの赤からインスパイアされたサルサレッドを採用している。

今回のユニフォームへの取り組みとデザインに対して、各チームの所属選手がコメントを寄せているのでご紹介しよう。なお、各ユニフォームのスポンサーなど詳細については、改めてチーム別にお届けしたい。

Urawa Reds 2020 Nike Away

浦和レッズ 興梠慎三選手のコメント:

■今回の新たな取り組みに対して

『ユニフォームのコンセプトは、それぞれが独自のものと考えがちだと思いますが、3クラブ一緒というのは、今までになかった発想でした。来年は東京でスポーツのビックイベントもありますし、ライバルではありますけど、一緒に日本を盛り上げるという意味ではおもしろいのかなと思います。』

■デザイン面への感想

『浦和レッズと言えば、やっぱり赤ですし、本当の赤は“浦和”というのは、ファン・サポーターのみなさんも思っていると思います。そういう意味では、3クラブで対抗心も持っているのでおもしろいと思いますし、国際的なスポーツイベントが行われる中で、日本の国旗のイメージのデザインはよいと思います。』

Kashima Antlers 2020 Nike Away

鹿島アントラーズ 土居聖真選手のコメント:

■今回の新たな取り組みに対して

『来年は東京で国際的なスポーツイベントがあるので、3クラブが“日本の誇り”という共通コンセプトのもとで戦うというのは素晴らしい試みだと思います。アントラーズはどんな時もクラブのプライドを掛けて戦っていますが、そこにより大きな意味合いが加わったことで、ピッチに立つ選手たちに課せられる責任も増します。こういった精神を出場する全ての大会でしっかりと体現していきたいです。』

■デザイン面への感想

『白を基調としたユニフォームでカップ戦を勝ち取る確率が高いことから、我々にとって“ビクトリーホワイト”は重要な戦闘着です。アウェーでも相手クラブに圧力をかけられるデザインだと思いますし、国旗からインスパイアされたユニフォームを着用できることに大きな喜びを感じます。伝統と革新は、鹿島の中で重要視しているコンセプトなので、それがデザイン面でも表現されていることは素晴らしいです。』

Sanfrecce Hiroshima 2020 Nike Away

サンフレッチェ広島 佐々木翔選手:

■今回の新たな取り組みに対して

『このコンセプトには、大きな意味を感じています。今から非常に力が入りますね。想いを込めたユニフォームを選手が着用してプレーすること、フットボールを通じて発信できることに、これまでにないものを感じています。このユニフォームを着用して戦うアウェイ戦が非常に楽しみです。』

■デザイン面への感想

『まず大きな責任も感じますね。サンフレッチェ広島においてユニフォームに赤を用いることは、非常に大きなチャレンジだと思います。今回使用している赤には、各クラブのストーリー・個性のある赤が使用されていると聞いています。我々広島の赤には、同じく広島をホームタウンとするプロ野球チームである広島東洋カープの赤からインスパイアされたものを採用しているので、広島市民・県民にも馴染みのある赤だと思います。』

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