厚生労働大臣ユースエール企業 特養ホーム青山荘 松浦で初めて認定

松浦市内初の「ユースエール企業」の認定を受けた特養ホーム「青山荘」の朝永施設長(右)と金成長崎労働局長=松浦市

 厚生労働大臣認定の「ユースエール企業」に長崎県松浦市御厨町の社会福祉法人長松会「特別養護老人ホーム青山荘」(押渕英展理事長)が認定され20日、施設内で認定通知書の交付式があった。ユースエール認定企業は市内で初めて。
 若者雇用促進法に基づき、若者の採用・育成に積極的で、雇用管理の状況などが優良な企業を認定している。認定には、労働者300人以下、月平均所定外労働時間が20時間以下、有給休暇の取得日数が平均10日以上、育児休業取得率75%以上-などの厳しい基準がある。同施設は従業員70人、有給休暇の平均取得日数は13.2日、月平均所定外労働時間2.1時間、育児休業取得率100%など諸基準をクリアしている。
 交付式では、金成(かなり)真一・長崎労働局長が認定通知書を朝永春郎施設長に手渡した。金成局長は「少子化や若者の県外流出が続く中、就労環境の充実、魅力ある職場づくりに努めている」と評価を伝えた。朝永施設長は「認定は就労環境向上への第一歩。介護職員の育成や障害者の採用、外国人労働者の受け入れにも前向きに対応していきたい」と話した。

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