ワカサギ釣り【超ハイテクリール】を使えば素人でも名人に勝てるのか? 最新のワカサギ釣りリールには、「名人誘い」という、超便利機能がついているみたいなのです。なんでも、人間が動かさなくてもリールが勝手にその役目を担ってくれるのだとか。今回はその機能を検証するため、エサ釣りの名人に対決を申し込んでみました!

最近のワカサギ釣り事情

こんにちは。編集部Tです。

みなさん、最近ワカサギリールがめっちゃ進化してるってご存知ですか?

︎こちらはダイワから発売されている「クリスティアワカサギ CRTα」。

このリールには「名人誘い」機能というシロモノがついております。どんなものかと言いますと……

「名人誘い」とは?

︎当日のコンディションに合わせた、5パターンの「誘い」バリエーション。

ダイワブロガー監修のもと生まれた、ワカサギを効果的に引き寄せるアクションを、リールが自動で再現する機能のこと。

釣り人が動かさなくても、オートマチックに誘っちゃうんだって! すごいですよね。

もはや「アングラーの小手先のテクニックなんていらないんじゃないか?」、とさえ思ってしまいます。

そこでこんな検証をしてみた↓↓

「ワカサギ釣り」どころか、エサ釣りすらほとんどやったことのない素人級のボク(編集部T)。

そんな人でもこの機能(名人誘い)さえあれば、プロフェッショナル級に釣れちゃうかも知れない。

お呼びした名人は宮澤幸則さん(グローブライド)

名人は、見た目こそどこにでもいそうな「ダイワおじさん」。しかし、決してナメてはいけない(恐)

︎ふだんの宮澤さん。カワハギ釣りで露呈するスキルの高さは業界随一。(出典:グローブライド

何を隠そう、エサ釣りの中ではとりわけ難易度が高いと言われている、カワハギ釣りの超・超・超エキスパートなのだ。(愛好者の間で知らない人はいないというレベルの方)

「名人誘い」が、どこまでホンモノの名人に肉薄できるのか?

楽しみなところです。(ワナワナ)

検証スタート

1R)「名人誘い機能=OFF」で釣ってみる

宮澤さんのお手並を拝見すべく、まずは両者同じ条件(名人誘い機能・OFF)で実釣開始。

前半と後半で2時間ずつ、限られた時間でどれだけ釣れるのか検証です。

エサはこれ。“サシ”と呼ばれる幼虫的なソレです。

エサをセッティングして、静かにスタート。

開始早々、「アタリ」をキャッチアップする宮澤さん。

そして、ソッコーで釣る。早くも名人技が光ります。

「まだ探っている途中だけど、ボトム付近に写ってるね〜」と、魚探を見ながら今日のワカサギのレンジを見極めているご様子。

テンポよく数を重ねる宮澤さん。

対決とわかっていても、釣れていない人を見ればほっとけない親切な名人です。

ワカサギのレンジまで丁寧に教えていただき、タナは恐らく間違っていない。しかし、全く何も感じることのできない素人。(ボク)

その間も

釣って

釣って

釣られまくる。

黙。

ようやく自分にもアタリが出るようになり、釣れ始めたと思ったら

すぐ引き離される(のーん)

結果は……

1Rの結果

気持ちいいまでのダブルスコア!(泣)

編集部 T

いやー、やっぱり恐ろしいくらいに釣りますね。レンジはあっているんだろうけど、魚からの応答がほとんどありましぇーん。

宮澤

傍目で見ていると、感じ取れていないアタリがあったね〜。でもその前に、しっかり誘ってあげることがワカサギ釣りでは大事だよ。

後半戦(2R)に続きます。

2R)「名人誘い機能=ON」で再対決

宮澤さんの実力が伝わったところで、今度は「名人誘い機能・ON」で実釣開始です。

えへへ〜。これをスッチオンにすればこっちのもんですわ。

︎「名人誘い」中のリールはこんな感じ。プログラムにより自動で巻き上げ・フォールを繰り返します。

基本的にはリールが仕事をしてくれるので、置き竿でもOK。ただし、しっかりと手動でアワセを入れてあげる必要はあります。

︎竿先が“クンクン”しているのは、フリーフォール時に水中のオモリに引っ張られているから。

この中に混じる「魚からの反応」をキャッチしてフックアップします。

しかしタイミングもあるだろうけど、さっき(1R)よりもバイトが多いぞ。

「名人誘い」の効果を、認めざる得ない状況に突入。

バイトが増えるので、必然的に釣果も伸びる。こりゃいただいたか?

なんて、余裕こいていると

あっさりマクられる。

そもそも、ウマすぎるのである。

「名人誘い」は「名人」には必要ないのかもしれねっす。

でも、ぼくみたいな素人には大活躍。

たとえば、ドーム船が快適すぎて、思わず「ウトウト」してしまっても

「名人誘い」なら、釣れちゃいます。

さて結果はいかに?

2Rの結果

おぉ〜。さっき(1R)よりも釣果伸びてるし、差も縮まっているではないか!

最終結果

  • 1R,2R
  • 名人・宮澤,31,48
  • 編集部T ※2Rは名人誘い使用,13,30

編集部 T

おそるべし「名人誘い」。ワカサギのバイトがあからさまに増えてびっくりしました。アワセも大事だけど、やっぱり「誘い」がワカサギ釣りのキモだったのですね。

︎宮澤さんは両手を添えるようにして、しっかりとバイトをキャッチ。小さなバイトも逃さずにフックアップしていました。(スキル高)

宮澤

やっぱりどんなエサ釣りもそうだけど、「誘い」の動作はとっても大事。あと手返しもね♪

本格的な人は2本のタックルを用意して、一本を「名人誘い」、もう一本を自分で操作することで、より効率的にワカサギ釣りを楽しんでるみたいだよ。

これは楽しいリールでした。

どんな釣りもそうですが、やっぱり奥が深い。もちろん、ワカサギ釣りも決して例外ではありません。

そして、どうせなら「たくさん釣りたい」。そんな願いをアシストしてくれるのが、「名人誘い」という先進機能なのかもしれません。

冬の風物詩をより一層楽しむために、みなさんも手にしてみてはいかがでしょうか?

撮影・文:TSURI HACK編集部
Sponsored by グローブライド株式会社

▼今回使用した「クリスティアワカサギ CRT α」についての公式動画はこちら。

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