阿蘇山ロープウェーの再建中止 九州産交ツーリズムが発表

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 九州産交ツーリズム(熊本市)は24日、熊本地震や阿蘇中岳第1火口噴火で被災した「阿蘇山ロープウェー」の再建を中止すると発表した。2020年度の運行再開を目指していたが、火山活動に伴う入山規制の影響などで工事費の増大と工期のさらなる延長が確実として、「経営の健全性が担保できないと判断した」としている。今後はバス輸送に切り替えるという。

 同ロープウェーは1958年開業。火口近くと山上広場間(約840メートル)をつなぎ、年間40万~50万人が利用していた。しかし2016年の熊本地震、半年後の第1火口の爆発的噴火で被災し、駅舎などの施設を解体。今年5月から工事に着手し、新ゴンドラなどを含む完成予想図も公表していた。