ホークス森、嘉弥真が大幅昇給の理由 球団GM「50試合登板はしっかり評価」

契約更改に臨んだソフトバンク・嘉弥真新也(左)と森唯斗【写真:藤浦一都】

森は6年連続、嘉弥真は3年連続で50試合以上に登板している

 ソフトバンクの嘉弥真新也投手と森唯斗投手が24日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、嘉弥真が3000万円増で初の大台突破となる1億1000万円、森は1億8000万円増の年俸4億6000万円プラス出来高の4年契約を結んだ。(ともに金額は推定)

 嘉弥真は左のワンポイントを中心に、森は守護神として、ともにチーム3番目となる54試合に登板。契約更改終了後、報道陣に対応した三笠杉彦ゼネラルマネージャー(GM)は大幅昇給の理由に継続性を挙げた。「コンディション調整の難しい中継ぎでの50試合はしっかり評価したい」と語った。50試合登板を嘉弥真は3年連続、森は中継ぎと抑えで入団1年目から6年連続で達成している。まさに“継続は評価なり”だ。

 三笠GMは森について「来年順調にいけばFAですし、6年連続で50試合も投げた。残ってもらうにあたって市場としての価値を評価した。年齢もまだ若い(27歳)し、クローザーという特性もある。日本人の投手であのポジションをしっかり守っていけるのは価値が高い」と破格ともいえる大型契約に至った経緯を説明した。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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