大韓航空、「スカイパス」の制度を大幅に変更 マイル積算率細分化

大韓航空は、マイレージプログラム「SKYPASS(スカイパス)」の制度を大幅に変更する。

2021年4月以降、マイルの積算率を、これまでの70%から200%から、25%から300%に細分化する。これにより、ファーストクラスやビジネスクラスの積算率が大幅に増える。特典航空券や座席のアップグレードへの交換も、国際線をこれまでの4区分から10区分に、距離に応じて必要マイル数を細分化する。

これにより、現在は韓国とアメリカ間は一律で片道35,000マイルであるところ、ソウル〜ホノルル線は32,500マイル、ソウル〜ニューヨーク線は45,000マイルとなる。同様に、ソウル〜福岡線は片道10,000マイルに、5,000マイル引き下げとなる。

マイルと現金やクレジットカードでの支払いを組み合わせて航空券を購入できるようにする制度を、2020年11月から2022年12月まで試験的に運用する。大韓航空のウェブサイトで、韓国ウォン建てで購入する場合のみ利用でき、利用可能マイル数は、500マイル以上かつ、航空券の運賃部分の20%以下に限られる。

エリート会員区分も、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの4つとし、エリート資格付与条件を、前年度の搭乗実績により次年度の資格を付与する方式に変更する。

シルバーは1万マイルまたは10回、ゴールドは4万マイルか40回、プラチナは7万マイルか70回、ダイヤモンドは10万マイルの大韓航空便の搭乗で達成できる。韓国国内線の搭乗は、1回あたり0.5回とカウントする。スカイチームの会員ステータスは、ゴールド以上がエリート・プラスとなる。

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