武蔵小杉駅の指定喫煙場所がリニューアル 広さ2.5倍に

改修された指定喫煙場所=川崎市中原区の武蔵小杉駅横須賀線口

 武蔵小杉駅横須賀線口(川崎市中原区)の指定喫煙場所が24日、リニューアルされ供用を開始した。広さは27.20平方メートルで従来の約2.5倍となり、灰皿も増やした。

 現行のスペースが狭く通勤時間帯や昼休み、帰宅時間を中心に路上に喫煙者があふれていたことから、日本たばこ産業(JT)が今月上旬から改修工事を行い市に寄贈した。近隣住民からも苦情が寄せられていたという。

 新設の喫煙所には市内で初めて、高さ2.5メートルのパーティションを四方に配置した。厚生労働省から示された「屋外における分煙施設の技術的留意事項」を踏まえた措置で、煙の拡散軽減に配慮した。入り口付近には折り返しの壁も設けて煙の流出防止に努めた。

 利用した40代の男性会社員は「ビルのすきま風が強い地区なので、利用する側も冷たい風が当たらないなどメリットがある」と話していた。

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