青壮年会がサンタ 壱岐・郷ノ浦

サンタクロースやトナカイに扮して子どもたちにプレゼントを渡すメンバー=壱岐市郷ノ浦町

 長崎県壱岐市郷ノ浦町の亀川迎町(かめごうむかえまち)公民館の青壮年会などは23日、サンタクロースやトナカイに扮(ふん)して地区内を回り、子どもたちにクリスマスプレゼントを渡した。
 子どもたちに喜んでもらおうと例年実施。同会などのメンバー計13人が参加した。プレゼントは各家庭が準備して同会に託し、同会はクリスマスケーキを用意した。小学生が対象だが、少子化で今年の小学生は2人だけ。希望があった未就学児も訪れた。
 サンタクロースに扮した吉田奨(すすむ)さん(40)は12歳の時に初めて当時の部員からプレゼントをもらった。吉田さんは「あの時はうれしかった。今は自分が子どもたちに笑顔を与える番」と意欲を見せた。
 メンバーは午後6時すぎから、電飾を施したトラックにプレゼントを載せ地区を巡回。サンタクロースが玄関から顔をのぞかせると、子どもたちは満面の笑みで出迎えプレゼントとケーキを受け取った。
 市立盈科小1年の三井所(みいしょ)和香(のどか)さん(7)は「毎年プレゼントをもらえてうれしい。プレゼントのおもちゃで弟と一緒に遊びたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社