首里城再建 願う明かり 西海市・三枝さん宅

首里城再建を願ったイルミネーション=西海市西彼町

 長崎県西海市西彼町中山郷の農業、三枝(みえだ)政人さん(67)の自宅敷地に恒例のイルミネーションが今年もともった。10月に正殿などが焼け落ちた沖縄の首里城再建を願っており、来年1月10日ごろまで午後6時~10時に点灯する。
 三枝さんは毎年この時期に、1年を振り返る電飾を披露しており17年目。今年は赤い発光ダイオード(LED)を使い首里城正殿をあしらった高さ4メートル、幅12メートルの作品がメイン。今年の漢字「令」をイメージしたツリーや、流行語の「ONE TEAM」、来年の干支(えと)にちなんだネズミのアニメキャラクターが脇を固めている。約3万個のLEDを使った。
 三枝さんは「毎年見に来てくれる人もおり、デザインを考えるのが楽しい。これから寒さが厳しくなるが、電飾で心を温めていただければ」と話している。

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