2019年の北海道経済振り返り

平成から令和へ

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けいナビことし最後の放送では、「2019年の北海道経済」を振り返る。

新元号の発表

4月。新元号の発表。日本の古典から初めて採用された。

16年ぶりの新知事誕生。前夕張市長の鈴木直道さんが選ばれ、全国最年少38歳(当選当時)のリーダーが生まれた。

民間小型ロケット「MOMO3号機」の打ち上げ成功

元号が「令和」に変わった5月。 大樹町のベンチャー企業=インターステラテクノロジズが、小型ロケット「MOMO3号機」の打ち上げに成功。民間単独で開発したロケットが、宇宙空間に到達するのは国内では初めて。商業利用に向けた格安ロケットの量産化へ期待が膨らむ。

7月。31年ぶりに商業捕鯨が再開。釧路でも水揚げされ、関係者は期待を寄せる。しかし、鯨の多くは首都圏に流れたため高値が続き、消費者離れも懸念される。

道内7空港の民営化を巡り、運営事業者がHKK=北海道空港を中心とするグループに決まった。新千歳への一極集中を打開できるのか。地域の観光振興へ、担う役割は大きい。

ことしの夏は猛暑に。札幌では、68年ぶりに10日連続の真夏日を記録した。

9月。胆振東部地震から1年。復興は、まだ道半ば。

記録的な不漁となっているサンマを求め 、例年より2倍ほど遠い公海で漁をしていた船が、根室沖で転覆。1人が死亡し、残る7人は行方不明のまま。

歓喜に沸いたラグビーワールドカップ。中でも外国人観光客の効果が大きく、札幌ドームには、2日で7万人以上が訪れた。ラグビーファンはビールを好むといい、1試合の消費量はプロ野球の4.6倍に上った。

10月。消費税が10%に引き上げられた。ただ、百貨店や金融機関は、「駆け込み需要」、「買い控え」ともに「前回の増税より動きが鈍かった」と分析している。今回は食品や新聞の税率を優遇する「軽減税率」を初めて適用した。また、導入が進んだのが「キャッシュレス決済」。消費の落ち込みを防ぐための、政府によるポイント還元策が後押しし、利用者や導入店舗が急増した。一方で、現金以外の決済に慣れない高齢者も多く、世代や地域で格差が生まれている面も。

11月。東京オリンピックのマラソンと競歩を札幌で行うことが正式に決まった。関係機関は急ピッチで日程・コースの選定を進めた。夏は観光のピーク。混雑の防止やビアガーデンとの共存など、課題は多い。

11月にJR日高線の沿線7町がバス転換を容認。3月には夕張支線のラストランも

JRの路線見直しを巡り、日高線の沿線7町がバス転換を容認した。3月には、かつて石炭輸送を担った夕張支線が廃線に。鉄路だけに頼らず、地域の足をどう守るのか。議論は続く。

カジノを含む統合型リゾート=IRの誘致について、鈴木知事が今回の申請を見送ることを決めた。一時は自民党の道議に判断を委ねる、異例の手続きを取るも結論が出ず、答弁は「再挑戦への可能性」を残す玉虫色の言い回しに終始した。

12月。プロ野球・日本ハムファイターズのボールパークに隣接する、新駅の設置が決まった。今後は、負担のあり方や、民間投資を呼び込めるかが鍵となる。

来年は五輪の年。北海道経済の盛り上がりも期待される。
番組の最後は杉村太蔵さんの一言。コメントのフルバージョンはYouTubeなどのSNSで公開中。

(2019年12月28日放送 テレビ北海道「けいナビ~応援!どさんこ経済~」より)

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