新年の準備着々と 大しめ縄架け替え、玉飾り作り

新年に向け、架け替えられた大しめ縄=深見神社

 令和初の正月まで1週間余りとなり、大和市内でも新年を迎える準備が進んでいる。

 例年、多くの初詣客を迎える深見神社(同市深見)では22日、本殿の大しめ縄が架け替えられた。重さ約50キロ、長さ約5メートルのしめ縄を、氏子の役員らが数人がかりで持ち上げ、左右のバランスを取りながら飾り付けた。

 かつては地元の稲わらで作製されていたが、わらの確保が難しくなっている上、作ることができる人も減り、3年前から購入しているという。大みそかの午後3時から、年越し大祓(おおはらい)が行われる。

 市郷土民家園(同市上草柳)では22日、正月飾りを自作する恒例イベントが開かれた。市民ら28人が年神様を迎え、悪い鬼や邪気が家に入らないようにする「玉飾り」を作った。

 職員から手順を教わりながら、参加者は稲わらでなった縄で輪を作り、隙間に別のわらを通して三つ編みにし、はさみで形を整えた後、昆布やユズリハ、扇などの飾りを付けた。

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