ローテ強化を目指すエンゼルス トレード市場に目を向ける

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コリー・クルーバーが同地区ライバルのレンジャーズへ移籍し、フリーエージェント市場でダラス・カイケル(ホワイトソックス)と柳賢振(リュ・ヒョンジン:ブルージェイズ)の獲得を逃したエンゼルスは、フリオ・テーランの獲得により最低限の頭数を揃えたあとも先発投手の補強を目指している。フリーエージェント市場には先発ローテーションの核となるような投手が見当たらないため、エンゼルスはトレード市場に目を向けているようだ。

MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、エンゼルスはマシュー・ボイド(タイガース)の獲得を検討していることが報じられたものの、トレード交渉が進展している様子はないという。しかし、トレードでの先発投手の補強を目指しているのは間違いなく、MLBネットワークのジョン・ヘイマンは、エンゼルスが獲得を検討する可能性のある投手としてデービッド・プライス(レッドソックス)、ロビー・レイ(ダイヤモンドバックス)、マイク・クレビンジャー(インディアンス)、J.A.ハップ(ヤンキース)、クリス・アーチャー(パイレーツ)らの名前を挙げている。

今オフ、エンゼルスはオリオールズからトレードでディラン・バンディを獲得し、フリーエージェント市場でテーランと契約。この2人にアンドリュー・ヒーニー、グリフィン・キャニング、パトリック・サンドバル、そして大谷翔平を加えて先発ローテーションを形成することはできるものの、同地区の上位チームに対抗できる陣容とは言えない。特にエース格の投手が不在であることが懸念されており、引き続き先発投手の補強を目指している。

タイガースのアル・アビラGMは、あと3年保有できるボイドを放出する際の対価として「メジャーでプレイする準備ができている選手」または「ハイレベルな若手有望株」を要求する方針であることを明らかにしており、エンゼルスがボイドの獲得に動くのであれば球界トップクラスの有望株であるジョー・アデルの放出が不可避と見られる。しかし、エンゼルスはアデルを要求されるトレードには応じない可能性が高く、ボイド獲得は実現しないだろう。内野手がややダブついていることもあり、場合によっては、トミー・ラステラやデービッド・フレッチャーを中心としたトレードが検討されるかもしれない。