「LIFE! Presents 忍べ!右左エ門~THE SKY ATTACK~」内村光良が伊藤健太郎&黒羽麻璃央の殺陣を絶賛!

「LIFE! Presents 忍べ!右左エ門~THE SKY ATTACK~」内村光良が伊藤健太郎&黒羽麻璃央の殺陣を絶賛!

「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK総合)のチームが手掛ける長編ドラマ「LIFE! Presents 忍べ!右左エ門~THE SKY ATTACK~」。インターネットTVガイドでは、出演陣のスペシャルインタビューをお届け。ラストはもちろん、この方! 主人公・右左エ門役の内村光良さんです。

──まずは、第2弾が決まったと聞いた時の感想からお願いします!

「『またか』と…。撮影がきついんですよ。僕はカツラをかぶる前に付ける羽二重が得意じゃないんです。だから、コントのカツラだと羽二重はほとんど付けないんです。でも今回はドラマなので、ちゃんとやらなきゃいけなくて…。これを付けて長時間いるのがどうしても…苦手でアレがまたやってくるのかと。アレを付けてじっとりと撮影するんだなと感じながらやっています(笑)」

──第2弾の右左エ門は、前作からはどんなところがパワーアップしているのでしょうか?

「第1弾は声のトーンを落としていたんですけれども、第2弾は監督の方針で…『右左エ門をかわいく撮る』と…(笑)。前回は渋く撮りすぎたから、もうちょっと面白い右左エ門でいてくれと言われて…。だから、前回よりお笑いのシーンやアドリブが多いです。1シーンごとにくすりとできるような仕上がりになっていると思います」

──日光でロケが行われたそうですが、撮影の思い出はありますか?

「非常に厳しい数日間でした! 誰かが言ったかもしれないけど、泊まったホテルのシャワーの出が弱い! 数馬役の伊藤健太郎くんが『湧き水かな?』と言っていました(笑)。全身が疲れてホテルに戻ってきて、水がちょろちょろとしか出ないので精神的に…。ロケは秋だったので涼しくてよかったんですけど、アクションシーンは長時間の撮影だったので大変でした。最近、コンビのように健太郎くんと過ごしているせいか、健太郎くんをテレビで見るたびに親近感が湧いて、いい子だなと。殺陣師の方も前回よりも群を抜いてうまくなっていると言っていて、僕も『奇麗な殺陣だな』と思いながら見ています。右左エ門はどたばた系で、その中をスパッと格好よく決めてくれるのが健太郎くんで。その対比が面白かったです」

──今回、右左エ門が潜入する「万生目屋」の主・仁左衛門役で出演されている向井理さんとは初共演だと思いますが、いかがでしたか?

「今日、初めて一緒に殺陣の稽古をしたのですが、すでに様になっています。向井くんはいろんな時代劇をやっているし。ただ、向井くんの剣は洋物で長いのをぶんぶん振り回してくるから、怖くて、怖くて…右左ヱ門(笑)。でもかわいく撮るって言ってたから、リアルに怖がっているのもいいかなって思いながらやっています」

──それでは、右左エ門と共に「万生目屋」に潜入する・文七役のバカリズムさんの印象はいかがでしょう?

「文七という商人(あきんど)の役なので殺陣がないんですけども、その分、口八丁手八丁でやっていくところがバカリズムらしくて。脚本の倉持(裕)くんが当て書きしてくれたのかなという感じがします。凛役の生田絵梨花ちゃんに、ちょっと片思いしてる感じがうまく出るといいかな。おいしい役ですよね、殺陣もないし」

──(笑)。それだけ殺陣は大変ということでしょうか?

「大変なんですよ。見せ場があることはあるんですけど、時間がかかりますから。バカリズムはいつも涼しい顔で帰っていきますからね。バカリズムは事務所の後輩で、バラエティー番組での絡みはありますけど、お芝居やコントで絡むというのは意外になくて。初めてということもあって、2人っきりのシーンは楽しみながらやっています」

──座長として一座を率いていく上で気を付けていることはありますか?

「けががないことが一番ですね。アクションシーンが多いので、自分もそうなんですけど、剣がちょっと刺さった時もあって、怖いんですよね。だから、本当にスタッフさんを含めて、けががないように心掛けながら、全体を監視しているつもりではあります。撮影が押しても、睡眠をしっかり取って明日に備える。働き方改革の下、頑張って撮影をしていく。本当に健康面、安全面を第一に座長として考えております」

──撮影は「疲れる」と皆さんおっしゃっていますが、この1年間、体力づくりをされて、昨年よりも肉体改造されたり感じはありますか?

「日光で撮影して、翌日帰って、息子の運動会を見て、また日光に戻る時…『俺、何やってんだろな』って思いました(笑)。その後、長い殺陣のシーンがあったので、立て込む時は公私ともに立て込むなという…。全然体力がついてません。もうフラフラです。昨日も娘の運動会で、今日は右左エ門の格好をして語らって…もう訳が分かんないまま、毎日働いています。働き方改革とはなんなのか、提唱しながら日夜頑張ってると」

──では、座長としては皆さんが疲れないようにしてほしいと…。

「そうです。しっかり睡眠をとることはぜひともお願いしたい。ちょっと時間が空くとスタッフさんはすぐ飲みにいきますから。それじゃダメです。しっかり睡眠をとらないと。スタッフさんも休むように心掛けてほしいですね」

──前回、1年に1回はアクションをやりたいと思っているとおっしゃっていましたが、内村さんにとってのアクションの醍醐味とは何でしょう?

「体力は衰えましたけども、続けてないと反射神経とか運動神経は本当に落ちるので、やはり年に1回はやっておきたいと思っています。老体に鞭打つではないですけども、それがうまい具合にできてるのはありがたいことですね」

──大変さを上回る魅力があるということでしょうか?

「そうですね。やった感がありますし。どたんばたんやって、まだこのくらいはできるなとていうのが確かめられるのでそこがいいんですかね。もともとアクション好きなので。ただ本当に衰えました。今、背中が痛くてしょうがありません。寝違えたのかもしれないけど。昔はこんなことなかったんです。ちょっと縄にぶら下がっただけでこれですからね(笑)」

──ほかにも、利十郎役の黒羽麻璃央さんやくノ一のアヤメを演じる杉咲花さんも今作で初出演されていますが、印象はいかがでしたか?

「黒羽くんはとても礼儀正しい子で、素顔は全然違います。刀剣男士だけあって殺陣がうまくて奇麗で。健太郎くんとの一騎打ちのシーンがあるんですけど、あれは見応えがあると思います。雨に濡れながら撮ったらしいんですけど、ラスト2カットを残して、雨で中断になったみたいで、かわいそう。でもそのくらい時間をかけて撮ったので、いいものはできていると思います。あと、ムロツヨシが今回、殺陣をやらないんですよ! 健太郎くんと『おかしいよ、あれ。なんか政治的な力が働いてるよ』と2人でずっと愚痴っています。芝居で強そうには見せるけど全然戦わなくて、健太郎くんばかり戦わせていて…。なんか、きな臭いにおいがします(笑)。そして、絵梨花ちゃんと私、一切絡まない。絡むところがほとんどないという。見掛けるんですけどね」

──では、主に男性陣の皆さんとお芝居されていたと…。

「男性陣ばっかりです。あと、忍者姿の花ちゃんがすごくキュートでかわいいです。アヤメはずっと見ていたいですね。そして、アヤメの相方・ウズラ役の(池谷)のぶえが面白い。のぶえのピンク色が一番目立つじゃないかと。特に暗がりの中だと特に目立っているので『なんだそれは』って。あれは笑っちゃいましたね」

──前作では、走るのが大変だったとおっしゃっていましたが、今作も走られましたか?

「言っていましたか。きっと、走ったんだなー。今年は…肉弾戦をどったんばったんと。壁をぶち破ったり、水をぶっかけられたり…前回とはまた違うスタント的な要素があります。屋根から落ちるというのもあるので、殺陣よりもスタント的な要素が増えましたね。なんてったって、『LIFE! Presents 忍べ!右左エ門2』ではなくて、『THE SKY ATTACK』ですから」

──皆さん、スタントなどの吹き替えはないんですよね?

「そうです! 日本のトム・クルーズを目指してくれと言われたので、『分かりました』と。かわいらしさとトム・クルーズの二本柱で行こうかなと思っています(笑)」

──(笑)。ありがとうございました!

撮影の合間でとても大変な中、それをみじんも感じさせない内村さん。むしろ、その大変さも笑いに変えて笑顔で話してくださる姿がとても印象的でした。アクションシーンのないムロさんとバカリズムさんに対して終始ぼやきながらも、どことなく楽しそうなのも内村さんらしいなと思いながらインタビューさせていただきました。

最後に、総勢6組の皆さんがインタビューに答えてくださった本作のあらすじをご紹介!

かつての忍者仲間・長次(古田新太)から、二束三文で売ってしまった高価な反物を豪商・仁兵衛(向井)から奪い返してほしいと頼まれた元忍者の右左エ門(内村)。しぶしぶながらも、番頭の文七(バカリズム)と共に、仁兵衛宅に潜入し反物を捜すことに決めます。仁兵衛の屋敷には、くノ一のアヤメ(杉咲)とウズラ(池谷)、仁兵衛に用心棒として雇われた甲賀忍者の日向(ムロ)と数馬(伊藤)らなど、さまざまな思惑を抱えた者が集結。ひょんなことから反物の取り合いが始まってしまいます。

豪華なキャストの殺陣はもちろん、トム・クルーズばりのカッコよさとかわいらしさを兼ね備えた右左エ門の身のこなしも必見です。

【番組情報】


「LIFE! Presents 忍べ!右左エ門~THE SKY ATTACK~」
NHK総合
12月26日 午後10:00~11:15
NHK BS4K
12月31日 午後3:00~4:25

NHK担当 K・H

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