「鎌倉花火大会」、来年は中止 五輪で警備人員の確保難

©株式会社神奈川新聞社

鎌倉花火大会

 例年多くの観光客が訪れる「鎌倉花火大会」について、同実行委員会は25日、来年の開催を中止すると発表した。東京五輪・パラリンピックに伴い警備人員の確保が難しく、花火台船を停泊している湘南港(藤沢市江の島)がセーリング競技会場となり利用できないことなどから、開催が困難と判断した。

 大会は1948年に始まり、鎌倉の夏を彩る一大イベントの一つ。71回目となった今年は約13万人が訪れた。実行委は日程の変更も検討したが、市内の他の観光行事と重複すると、大会を運営する人員の確保も難しくなることなどから「総合的に勘案し、中止と判断した」(実行委事務局の鎌倉市観光協会)という。

 また、横須賀市は同日、来年7月に予定していた「久里浜ペリー祭」の関連行事である「久里浜ペリー祭花火大会」と「日米親善ペリーパレード」の中止を明らかにした。警備人員の確保が難しく、安全面を考慮し見送りを決めた。

 同祭はペリー上陸日(1853年7月14日)にちなみ毎年7月中旬に開催。約9万人の人出があるという。市内では8月開催予定だった「開国花火大会」の中止も決まっている。

 一方、例年8月上旬に三浦海岸(三浦市)で開催している「三浦海岸納涼まつり花火大会」は、9月12日に延期して催す予定。実行委員会に加わっている市によると、東京五輪・パラリンピック期間中は人員確保が難しい一方、継続して開催していくことが重要として繰り下げを決定した。