大分県警に電凸史上最強の広報が登場 矛盾を指摘すると感情を剥き出しに 警察官による女性記者へのセクハラ事件で

すごい組織です、大分県警。現場の女性たちは虐げられているのではないでしょうか?(写真はイメージです)

酒の席でテレビ局の20代の女性記者に抱きついて、身体を触るなどセクハラ行為をしたとして、大分県警が23日付で大分中央署の40代男性警部を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分としたことを産経新聞が報じました。産経新聞によれば、警部は依願退職したとのこと。今年秋ごろ、大分市内の飲食店で女性記者の脚を服の上から触ったり、帰り際に抱きついたりしたそうです。

当時、別の県警関係者と、他の報道機関の20代女性記者と計4人で会合をしていたとのことです。

大分県警に電凸すると、広報の佐藤氏から広報官の小野氏宛にFAXで取材依頼書を送るように指示され、FAX到達確認を電話でしたところ、24日に回答すると言われたのですが。想定外の警察詭弁が待っていました。

「広報一年目でーす」

大分県警代表から34秒保留の後に体育会系の明るい声で小野氏が電話口に登場。

「もしもし 広報官の小野と言います。いいぇ 申し訳ございません。ちょっと連絡付かず申し訳ございませんでした」

前日には、こんなに明るくなかったので不気味な感じがしました。

「えっとですね。TABLOさん、えーっと。この件についてはですね。えー。県警は一切お答えをしておりません。地元の報道の記者の方に対しても」

――昨日、電話した時点でそのようにおっしゃらずに無駄にFAX送信の指示を出されたのは何故ですか。

「いえいえ、判断が必要だと思いまして」

――昨日の時点で分かっていた状況でしょう?

「ええ、昨日もお話をしていませんし、今日も対応しておりません。昨日の時点もでまだお話はしておりませんでした」

――回答するつもりがないのに、なぜFAXを送らせたりしたのでしょうか。

「うん、うん。いやぁ 取材の内容をはっきりさせるためにFAXを頂いたのです」

――事件に関する質問内容を口頭で伝えたのにFAXしてくださいっておかしくないですか。

「そうでしょうか? いえ、いえ。内容を確認してみないと」

――この事件の件とは最初から伝えていますよね

「はい」

――それでFAXを送れというのは何ですか パワハラですか?

「ははは。いぇ。パワハラじゃあ ございまあ~あ〜せん。検討をさせていただきました」

――この事件について回答しないと決めたなら、何を検討するのでしょう。

「いえ、取材の内容をはっきりと確認させていただくために。その内容をこういう紙で頂いて取材の内容をこういうことなんだなというのを確認させていただいたのです」

――電話で要件を聴き取ることもできないのでしょうか。小野さん、広報は何年目ですか。

「一年目でぇ〜〜す」

――小野さんの下のお名前は?

「正しいに志で、ま、さ、し、と申します」

――依願退職のセクハラ警部に退職金に税金なら退職金等が支払われることに納税者は御立腹なさるのでは?

「だからぁ、処分に関しては答えられません」

――被害者女性記者へのケアはなさっていますか。

「だからぁ、今は答えられません」

――いつになれば答えられますか?

「分かりません。県警で決めたことです」

――小野さんが考える広報官の業務とは何ですか。

「メディアに対応することですよ」

――対応というよりも、愚弄し、あしらっていませんか。そういうメディアを見下した体制が大分県警なんですか?

「……」

――否定なさらないのは、そういう解釈でよろしいでしょうか。

「……」

――そもそも、メディアを見下して、女性記者の人権を考えない人がベテラン警部として君臨しているから今回の事件が起きたのでは?

「……」

――無視なさっています? 聞いていらっしゃいますか?

「聞いています。回答できません」

都合悪い質問には、黙る広報は最強です。今回の事件は氷山の一角で、『me too』案件がいくつも出てきそうな気がしました。(文◎九頭龍腐流腐流)

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