NHK BSプレミアムで2020年2月1日、松本潤が主演した北海道150年記念ドラマ「永遠のニシパ～北海道と名付けた男 松浦武四郎～」のノーカット完全版（午後7：20）が放送される。放送に向け、NHK札幌放送局ギャラリー（北海道札幌市中央区大通西1丁目）ではロケ写真パネル展が再開。幕末の蝦夷地を探検した実在の人物・松浦武四郎を演じた松本が着た衣装などを展示している。パネル展は20年1月30日まで。
ドラマは、北海道の命名者として知られる松浦の、知られざる格闘の人生を描くもの。松浦が旅の途中で出会うアイヌの女性・リセを深田恭子が演じている。松本にとっては初の本格時代劇となるほか、中島みゆきがドラマ作品の語りに初挑戦。雄大な北海道の自然風景も見どころだ。ノーカット完全版は未公開シーンを多数追加した96分。また、19年12月30日には89分版がBS4Kで再放送される（午前11：30）。
パネル展では、ロケ写真や等身大パネルなどを展示。会場にはメッセージノートが置かれており、ドラマの感想やノーカット完全版放送に向けてのメッセージを書き込める。パネル展の開催時間は午前10：00～午後6：00（19年12月29日～20年1月3日は休館）。
なお、パネル展の隣接ブースでは、NHKキャラクターのジャンボペーパークラフト展を実施中。「ひょっこりひょうたん島」や「にこにこ、ぷん」など、懐かしいキャラクターがずらりと並ぶ。
【NHK札幌放送局長・若泉久朗 コメント】
「いよいよノーカット完全版の放送です。総合テレビとBS4Kの放送では時間の都合でカットせざるを得なかった部分もすべてお見せします。武四郎とアイヌの人々との交流、江戸での武四郎とイチニカとの生活、追手側の策略など…大石静さんの脚本の多面的で重層的な世界をお楽しみいただけます。歴史の先端を切り開いていく勇気が皆さんに伝わることが、制作スタッフと出演者一同の何よりの希望と誇りです」
【演出・柳川強 コメント】
「ノーカット完全版で増えたのは、松本潤さん演じる松浦武四郎とアイヌの人々との触れ合いや交流が分かる多くの場面と北海道調査部分です。それにより、武四郎の人間的な魅力が更に多角的に見えるようになり、北海道の大自然を映すシーンも格段に増えました。武四郎は、探検家、ジャーナリスト、絵描き…などさまざまな顔を持つ男ですが、その多面的な部分がすべて強調された気がしています。一度このドラマをご覧いただいた方も、今回のバージョンを見たら、見終わった後に受ける印象は全く違うと思います。ぜひご覧ください。そして、見逃していた方も、必見です！」
