「千原ジュニアの座王」に人気芸人30人が結集!「絞り出した芸人の澱が面白い」

関西テレビでは2020年1月2日に「千原ジュニアの座王 ~超豪華!人気芸人30人!!新春即興王SP~」(午後11:40、関西ローカル)を放送。30人の芸人が「大喜利」「ギャグ」「モノマネ」などの即興芸のお題が書かれたイスを使ってイス取りゲームを行い、座れなかった芸人が「このお題でこの相手なら勝てる」と思う相手を選んで勝負を挑む。敗れた芸人は脱落していき、勝ち残った1人がチャンピオンとして「座王」の称号を得る、即興ネタNo1決定戦を行う。

通常は10人の芸人で対戦が繰り広げられるが、今回は総勢30人が参戦。参加する芸人は、昨年の正月スペシャルの優勝者で、前人未到の100勝を達成し快進撃を続ける笑い飯・西田幸治、2019年「M-1グランプリ」王者の霜降り明星をはじめ、レギュラー放送で数多く座王を獲得しているモンスターエンジン・西森、R藤本、ロングコートダディ堂前、さらに、ものまね王・原口あきまさや、Mr.シャチホコ、キャイ~ン・ウド鈴木、ずん・飯尾和樹、フットボールアワー・岩尾望、トレンディエンジェル、カミナリらが勝負に挑む。審査委員長を務めるのは、昨年に引き続き板尾創路。お題も「大喜利」「ギャグ」「モノマネ」などのほか、新たに正月らしいテーマで「初詣」が加わる。初詣をする人の心の声を即興で表現させて笑いをとったものが勝利する。

MCの千原は「マジで全対決、面白かったんちゃうかな。去年より全然面白かったですね! いいポイント、いいポイントで大きな波乱が起きていたから、番組的には非常に面白くなってスタッフも喜んでるんじゃないですか?」と太鼓判。審査委員長の板尾は「審査が楽しかった。正月2回目で、みんなやり方が分かってきてるというのもありますし。ジュニアが言うように、確かに去年より面白かったです」と芸人たちの健闘を称えた。

また、ドローが連発した勝負について「ドローが続いて何回戦かやっていくと、レベルは下がっていくもんなんですが、そこから上げていくのがプロです。その何にもないところから絞り出して人間性が出た時に、感動するというか、そこが見どころなんじゃないかと思いますね」と板尾。千原も「本当に何もなくなった時から絞り出される芸人の澱(おり)みたいなもの、そこに面白さが出るんです。視聴者の皆さんも『あいつに上がってきてほしい』と思う“推し芸人”というのがあるでしょうから、いいところで敗者復活戦が入ってきて、途中から見ても楽しめる番組です」とアピールした。

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