やっぱりアップを撮っちゃいますね【駅ぶら01】小田急線56

トップ画像は、富水駅を通過する下り特急ロマンスカーを踏切サイドから。

蛍田駅を出て、また少しずつカーブして東向きになっていきます。

この辺りの車窓で一番印象に残ったのは、遠くに見える丹沢の山々です。1000mを超える山の佇まいが見慣れない者には珍しく写るのです。筆者がふだん三浦半島で目にしているのは、ホントになだらかで小さな丘の様な山なのです。古典落語に出てくる大山詣りを思い出しますが、明治政府による神仏分離令などで衰微してしまった様です。

蛍田駅から1.4kmで富水(とみず)駅。山に見とれていたら、駅でした。

下りホームにもお客さんが待っていますが、上りホームはけっこうな数です。車内はかなり混んできました。朝っぱらから前面展望を撮ってる奇妙な爺さんに勤め人諸氏は怪訝な顔をしていました。

小田原駅から出直して各駅を撮った写真は、お客さんの少ない時間帯なので少しホッとします。上りホームから小田原駅側を見ました。

駅名標。1927年(昭和2年)小田原線開通時に開業しています。駅の改修、改築については情報を見つけられないので分かりません。駅名は、近隣に酒匂川、狩川、それらから水をひいた用水路、さらに山からの湧水など水資源が豊かだったことから名付けられたそうです。現在の駅所在地名は、小田原市堀ノ内という極めて一般的なものです。

跨線橋に膝痛を我慢して上りましたが線路を撮っていません。何故写さなかったのか、何か理由があったはずですが思い出せません。

上りホーム小田原駅側にある西口。こちらは無人改札口。

自動券売機があります。階段の右にはバリアフリーのスロープが作られています。

西側の駅出入口。駅前は道路と住宅です。線路のこちら側には商店は見当たりません。

小田原駅側の踏切を渡ります。

踏切の東側は、コンビニがあって、交番が見えます。左奥には御菓子屋さんの様です。

広い駅前広場と駅舎。富士山のアタマが見えているのが良いですね。

やっぱりアップが撮りたくなりました。跨線橋から富士山のアップです。勝手な感想ですが、電線が邪魔ですよね。

東口の改札。駅員さんは07:15~13:00、15:00~19:15、20:30~終電まで配置されます。逆に言えば、始発~07:15、13:00~15:00(お昼休みかな)、19:15~20:30(晩ご飯と休憩)が不在です。

富水駅で一番気に入ったのは、この木製の作り付けベンチ。懐かしい感じがします。もちろん坐ってみました。硬い・・・。(笑)

空気は良いし、静かだし、駅の近所を散歩してもいいかな、なんて気分にもなりました。

でも、次の駅に向かいます。【駅ぶら01】小田急線57 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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