木村拓哉「撮影が終わって寂しい」。「グランメゾン東京」クランクアップ!

TBS系で12月29日に最終回が放送される連続ドラマ「グランメゾン東京」(日曜午後9:00)がクランクアップを迎え、主演の木村拓哉が「これで撮影が終わってしまうということに少しがっかりしているし、まだ認めたくない。寂しく感じています。それだけ、この現場で過ごす日々がすごく楽しかったです」と名残惜しそうにあいさつした。

ドラマは、かつてパリで二つ星のフランス料理店を構えていたが、慢心で全てを失った天才シェフ・尾花夏樹(木村拓哉)が、女性シェフ・早見倫子(鈴木京香)と出会って再起し、「グランメゾン東京」を開店。世界最高の三つ星レストランを目指して奮闘するストーリー。出演者たちは約5カ月にわたって料理と向き合い、撮影を重ねてきたこともあり、最後のあいさつでは涙ぐむ人も…。寂しさを感じつつも充実感にあふれた感動のクランクアップとなった。

クランクアップの現場には寛一郎がサプライズで駆け付けたが「このシーンを撮り始める前に、現場の前をウロウロしているのを見てしまって、サプライズが台無しだった(笑)」と舞台裏を明かした木村。「でもそんな気持ちがうれしいですし、寛一郎だけではなく、キャストやスタッフの皆さんの“心遣いの詰まった現場”だったので、すごく感謝しています。本当に、ありがとうございました」と感謝の思いを伝えた。

鈴木は「無事にクランクアップするのはうれしいもので『終わりたくない』なんて思うことはなかなかないのですが、今は少しそんな寂しい気持ちもあります」と心境を語り、「この作品で皆さんとご一緒させていただいて、たとえ現場の時間が押して夜中になってしまった時も(笑)、心から楽しく、本当に幸せでした。良い経験を積ませていただきました。宝物になりました」と振り返り、「キャプテン・木村さんは最高のシェフです! またご一緒できるように頑張りたいと思います、本当にありがとうございました」とメッセージを送った。

元一流ホテル最年少料理長で、「グランメゾン東京」の仲間となる平古祥平を演じた玉森裕太は「祥平という役が自分のなかですごく挑戦で…、難しくて、苦しくて、そんな日々が続いていたのですが、とてもやりがいがあって充実した日々だったなと思います」と役柄に苦労しながらも、「木村さんと今回初めてこうやって長い時間お仕事をさせていただいて、キャプテンの偉大さ、そして座長としての佇まいなども学ぶことができた場でした。忘れないように、今後の仕事にもちゃんと生かしていきたいと思います」と先輩・木村の姿に感銘を受けた現場だったことを伝えた。

また、ライバル店「gaku」の丹後学役を演じた尾上菊之助は「お芝居のはずなのに、最後にはミシュランの星をとれるかとれないか、それでうれしかったり悔しかったりと、感情があふれている自分に気付きました」と役柄に感情移入したと打ち明け、「グランメゾン東京」のシェフ・相沢瓶人役の及川光博は、「大人の青春がテーマの作品でございました。相沢瓶人さんはもちろんですが、僕自身も大人の青春を味わわせていただきました。『Do my BEST!』。たっくん(木村)がプレゼントしてくれたスタッフジャンパーのここ(胸元のI’ll do my BEST!!のメッセージを指さしながら)を、メークの直しをする時に毎回読んでいました。Do my BEST! ありがとうございました!」と木村からのプレゼントにまつわるエピソードを語った。

そして、「グランメゾン東京」のギャルソン・京野隆太郎役の沢村一樹は「この年になっても、こんなにいろんな刺激をもらえることがあるんだと驚きの毎日で、本当に素晴らしい現場だったと思います。それはここにいるみんなのおかげだと思います」と仲間に感謝。さらに「京香さんとも何度も共演して夫婦もやらせてもらったりしてリラックスした空気のなかだったし、木村くんと連ドラをやるのは初めてでしたが、こんなに刺激を受けるのは初めてでした。一緒に仕事をできて最高でした。素晴らしかったです。いつか、もしかしたらスペシャル放送があるかもしれない(笑)! それまで一生懸命この仕事を頑張って、また皆さんとお会いできることを楽しみにしています」と続編に期待している。

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