被災地1泊最大5千円引き 台風19号で神奈川県「ふっこう割」 箱根や相模原、川崎も

神奈川県庁

 台風19号で被害を受けた被災地域の観光業を支援しようと、神奈川県が新たに導入した「ふっこう割」の取り組みが26日、スタートした。1人当たり1泊最大5千円値引きとなる“格安価格”で宿泊できる制度。国の補助金を活用し、宿泊予約が落ち込んだ箱根地域など県内の観光需要を喚起する。

 対象は、台風19号で災害救助法の適用を受けた川崎、相模原、小田原市、箱根、湯河原町など県内19市町村。26日~来年2月28日宿泊分の旅行・宿泊商品について、1泊当たりの販売価格が1万円以上の商品は5千円、6千円以上1万円未満は3千円を割り引く。期間中は何回でも利用できるが、1回の旅行の割引上限は1万5千円(外国人旅行者は5万円)。

 事務経費を含めた予算額は約2億3400万円で、期間中でもなくなり次第終了する。

 日本旅行や楽天トラベルなど指定の旅行会社・サイトから申し込む。問い合わせは、県ふっこう割事業事務局電話03(5763)5902。

© 株式会社神奈川新聞社