『名探偵コナン』の青山剛昌氏が描くルパン三世「ルパンのこの笑い方が超好きでした!」モンキー・パンチ氏の追悼本、 幻のデビュー作も収録!

『ルパン三世』という国民的漫画を世に送り出し、 今年4 月に惜しまれながらこの世を去ったモンキー・パンチ氏。 この度、 発売される追悼本『追悼、 モンキー・パンチ。 ある漫画家の、 60 年間の軌跡』では「さよなら、 モンキーさん」と題し、 日本の漫画界を代表する錚々たる漫画家たちが寄稿している。 特に注目なのが『名探偵コナン』の青山剛昌氏。 モンキー氏とはアニメ『ルパン三世VS名探偵コナン』というクロスオーバー作品にともに携わった仲で、 追悼本ではコナンとルパンを“再共演”させている。

青山氏が当時をつぎのように振り返る。「モンキー・パンチ先生との一番の思い出は、 『ルパン三世VS 名探偵コナンThe movie』の時、 灰原が不二子ちゃんに「がっかりさせないで、 昔のあなたはそうじゃなかったでしょ?」ってセリフを勝手に入れてしまって、 モンキー先生に多分、 怒られちゃうなと覚悟していたら、 試写会で先生に『あのセリフで不二子がリアルになった。 ありがとう!』と逆にほめられて、 めちゃくちゃうれしくてさらに輪を掛けて、 先生の大ファンになってしまった事です!(笑)。 ルパン三世は永久に不滅です!!」同書には他にも、 ちばてつや氏、 里中満智子氏、 バロン吉本氏、 永井豪氏などが特別寄稿している。

モンキー・パンチ氏の“幻のデビュー作”も収録。モンキー・パンチ氏といえば、 代表作『ルパン三世』で広く知られていますが、 ブレイク前に別のペンネームでも作品を発表しています。 同書には本当のデビュー作である『死を予告する鍵』や『ルパン三世』のイラストギャラリーや貴重な扉絵も収録されている。 ルパンファンならずとも日本の漫画史を知るうえで注目したい 1 冊となっている。

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