台風被災者に役立てて J1川崎、市に1070万円寄付

福田紀彦市長(右)に目録を手渡した長谷川幸雄シニアディレクターとマスコットキャラクターのふろん太君

 等々力陸上競技場(川崎市中原区)を本拠地とするサッカーJ1川崎フロンターレは26日、台風19号の被災者支援に役立ててほしいと市に1070万円余りを寄付した。長谷川幸雄シニアディレクター(57)とマスコットキャラクターのふろん太君が市役所を訪れ、福田紀彦市長に目録を手渡した。

 クラブの収益から拠出した1千万円に加え、募金活動で寄せられた70万2456円を寄付した。募金活動は、スタッフやサポーターらが武蔵小杉駅で、選手らがホームゲーム時の同競技場でそれぞれ実施した。

 福田市長は「被災後の支援活動に真っ先に来てくれたのがフロンターレのサポーターだったと、市民の一部から聞いた。クラブの皆さんの地域貢献の考え方が浸透していると思った」と感謝を述べた。

 長谷川シニアディレクターは「市民に支えられ、多くの恩をいただいている。今後も市民が困ったときにできることをやっていきたい」と話した。

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