大野ゆうきが選んだ2019年のベストルアー『モアザン ベイソールミノー(DAIWA)』

ルアーマガジン・ソルト読者投票によるその年の人気タックルを決めるランキング企画「タックル・オブ・ザ・イヤー(T.O.Y.)」。
もちろん、雑誌や動画など、各種メディアで活躍するプロアングラー達にもT.O.Y.が存在する! 今回は「湾奥のプリンス」と呼ばれ、圧倒的な人気を誇るシーバスプロアングラーの2019年最も印象深かったルアーをご紹介!

各種メディアにひっぱりだこ! 東京湾を拠点に全国のシーバスを釣りまくる「湾奥のプリンス」

【Profile】
大野ゆうき(おおの・ゆうき)
東京のウォーターフロントで生まれ育ち、その釣り歴も長いので河川から小規模運河、港湾部、干潟まで、東京湾のあらゆるフィールドを熟知。ランカーシーバスの『匂い』を嗅ぎ分けられる男。

大野ゆうきが選んだ2019年「俺のT.O.Y.ルアー」

モアザン ベイソールミノー(DAIWA)

大野「潮の良し悪しもまったく関係なく、長潮でも35~36尾を獲りました。ルアーがコンパクトなだけに魚のサイズは選べませんが『とにかくシーバスを1尾釣りたい!』という時は、ぜひ使ってほしいです。ハッピーレモンやレモンソーダミントなど、チャート系が強いですね」

スペック
●タイプ:シンキング ●全長:73mm ●自重:9.3g ●カラー:全14色 ●価格:1700円(税抜き)

11月以降だけで実に100尾以上の釣果!!

大野「この秋は台風の影響が大きかったので、シーバスのベストシーズンとも言える時期にほとんど釣りができなかったんです。ところが、11月に入ってからはけっこうな勢いで爆釣していて、ベイソールミノーだけで100尾以上釣っているんです。シャッドライクなシンキングミノーは東京湾奥では定番中の定番ですが、今回の釣れっぷりを体験して、改めて『強い!!』と感じました。

しかも釣れるシチュエーションにも特に法則性はなく、壁際や明暗部周辺などはもちろんですが、夜の真っ暗闇で地形変化もストラクチャーもない、ただのオープンウォーターに投げてグリグリ巻くだけで連発したり(笑)。やっぱりルアーの基本性能が高くないと、ここまで釣果を出すのは難しいと思います。

使い方は基本的にはただ巻きだけでOK。スレてきてもスピードに変化を加えたり、トゥイッチを入れたりすれば、再び釣れ続きました。間違いなく、今年のT.O.Y.ルアーです」

大野「サイズは最大で70cm程度ですが、とにかく数がボコボコに釣れる。大量のイワシの群れが湾奥に入ってきたのも要因でしょう」

大野ゆうきの“裏”T.O.Y.

モアザン ガルバスリム80S(DAIWA)

大野「今シーズン最大の88cmを獲ったルアーですが、場所が東京湾に注ぐ運河の、さらに内側にある小規模な運河でした。水深も1m弱しかなく、流れも緩すぎてドリフトが使えないので、水面下をただ巻きです、こんな隔離された場所にも、デカイのがいるんです」

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