まだまだ収まらない「博多大吉発言」の余波 新星ミルクボーイに“あの日だけ大爆発した”は、あんまりでは? の声

一番乗っかって得をしたのはケロッグさんのようです(写真はコーンフレーク)

12月22日放送の『M-1グランプリ2019』(テレビ朝日系)にて、見事グランプリを獲得したお笑いコンビのミルクボーイ(吉本興業大阪本部所属)。そんなミルクボーイについて、同事務所の先輩である博多華丸・大吉の博多大吉さんがラジオにてコメントしたものの、その内容が世間で物議を醸しています。

大吉さんは12月25日の『赤江珠緒たまむすび』(TBSラジオ)に出演。過去にはM-1で審査員を務めたことがある大吉さんは、共演の赤江珠緒アナウンサーに今年の総括を質問されると「総括なんてそんな偉そうなことはできないですけど」と謙遜しながら「ホント驚いたのが、優勝したあの子たち、ミルクボーイ」と発言。

同じ事務所なので「当然知ってますけど」とした上で、ミルクボーイがM-1の直前まで、大阪の劇場である「なんばグランド花月」で前説をやっていたことについて言及。他のコンビは前説で自分たちのネタをやったりすると前置いた後に「彼らがやってたのはね、NGK…なんばグランド花月にアイドルができました。『NGK48』て言って2人ともセーラー服みたいなアイドルの格好をして出て行って『なんか、気持ち悪いわ!』とか言われるような。同じ決まりきった5分〜10分くらいの前説をずーっとやってて」と説明し、続けて「だから僕、そのイメージしか無かったから。ミルクボーイが決勝残ってますよって言われても『え、NGK48なんか、あんなもんM-1で勝てるわけないのに』と思っていた」と正直な感想を明かしていました。

赤江アナが実際のネタを観てどうだったかと質問すると、大吉さんは、

「いやだから、あの…。何ていうのかな。結構みんなが言ってたのは、やってることは一緒なんですって、ミルクボーイが。別に今年に入ってあれでやったわけじゃなくて。少なくとも3年前からずっと同じネタやってるんですって。で、毎回スベってたんですって」

と衝撃の暴露。赤江アナが驚く中、大吉さんは「あの日だけ大爆発したんですって。印象的にはね。もちろん実力はあるし、予選なんかではウケてたし。優勝してあんだけの票が入るっていうことは、たぶん審査員のみなさんも、どっかでね、客席が一番ウケたみたいな。そういうポイントも入れてなったんじゃないかな」とフォロー的な言葉も付け加えた上で、

「だから不思議じゃないですか? 去年まで、箸にも棒にもやったんですよ、同じようなネタ。もちろんこの1年で成長したんでしょうけど」

と発言。最後に「人生って、本当に何があるか分かんないなーと思う」と話をまとめたのでした。

この大吉さんの発言に対しモヤモヤしたリスナーは多かったようで、ネットでは反発の声が続出。「あの日だけ、とか言って感じ悪いな」「軽くディスってる?」「嫌みっぽ〜 後輩の活躍に水さすような発言ダサ」「大吉よ、男の嫉妬はみっともないぞ」「いらんこと言わんでよろしい すんなり祝ってあげようや」「これからっていう後輩にそんな事言わなくても…」「過去のネタ動画見たけどウケてたと思ったけどな」といった意見が寄せられていました。

大吉さんは貴重な内輪の話をリスナーのために話してくれたのでしょうが、言葉の数々にトゲが無いかと言われれば、うーむ、といったところ。あと「面白かったですね!」や「優勝おめでとう、良かったね」的な言葉が無かったのも、リスナーをモヤモヤさせた一因なのかもしれません。(文◎小池ロンポワン)

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