U-22サッカー両国代表が献花 長崎原爆死没者追悼平和祈念館 日本×ジャマイカ28日

献花をする森保監督(左)ら=長崎市、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館

 長崎県での国際親善試合で対戦するサッカーU-22の日本代表とジャマイカ代表が27日、長崎市平野町の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を訪れ、献花した。
 黒川智夫館長が、原爆死没者名簿に18万2601人分の名前が記されていることや、名簿が納められている名簿棚の方角に爆心地があることなどを説明。選手らは真剣な表情で聞き入っていた。日本代表は全国のファン、サポーターから届けられた折り鶴も献納した。
 公式練習前の記者会見で日本代表の森保一監督は「平和だからこそサッカーができる、サッカーを観戦できるということを皆さんと共有したい」と述べた。
 日本サッカー協会は11月の広島、今回の長崎での2連戦を「ブルー・ピース・デイズ」と位置づけている。長崎県での両チームの親善試合は28日、トランスコスモススタジアム長崎である。

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