カステヤーノス争奪戦 最有力候補はレンジャーズか

MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシは、フリーエージェントの外野手、ニコラス・カステヤーノスをめぐる争奪戦で先頭を走っているのがレンジャーズであると考えているようだ。レンジャーズのほかにも、ジャイアンツ、レッズ、カブスなどがカステヤーノスの獲得に乗り出していると見られている。

今オフのレンジャーズは、インディアンスからトレードでコリー・クルーバーを獲得し、フリーエージェント市場ではカイル・ギブソンとジョーダン・ライルズの獲得に成功して先発投手陣の補強を完了。しかし、スター三塁手、アンソニー・レンドンの争奪戦では同地区ライバルのエンゼルスに敗れ、打線の強化のために強打者の獲得が急務となっている。

モロシは、レンジャーズが大金を投じずに先発投手陣の補強を完了したことにより、強打者獲得のための資金を残していると分析。レンドンの獲得には失敗したものの、その資金を活かして打線の中軸を担う強打者の獲得を目指していることを伝えている。

フリーエージェント市場から有力な投手は姿を消したが、野手ではカステヤーノスのほか、ジョシュ・ドナルドソン、マーセル・オズーナといった強打者が残っている。レンドンの獲得に失敗したあと、レンジャーズはレンドンと同じ三塁手であるドナルドソンの獲得を狙っていることが報じられていたが、34歳の選手に4年契約をオファーする意思はなく、すでに争奪戦からは撤退。現在は外野手市場に目を向けているようだ。

もしレンジャーズがカステヤーノスの獲得に成功すれば、カステヤーノス、秋信守(チュ・シンス)、ジョーイ・ギャロ、ウィリー・カルフーンの4人を指名打者、左翼、右翼の3ポジションで使い分けることが予想される。また、外野にコンバートされる前に三塁を守っていたカステヤーノスは、一塁を守ることに前向きであることが報じられており、正一塁手として起用することも検討されるかもしれない。

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