山口がブルージェイズと正式契約 総額635万ドルの2年契約

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日本時間12月28日、ブルージェイズは山口俊との契約が正式に成立したことを発表した。USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールによると、年俸は各年317万5000ドルで、投球イニング数に応じた出来高によって各年最大140万ドルを得ることができる契約になっているという。また、契約満了を迎える2021年シーズン終了時にフリーエージェントとなることも契約に盛り込まれているようだ。

横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)で2006年に一軍デビューした山口は、当初先発で起用されていたものの、2008年から本格的にリリーフ転向。2010年に30セーブ、2011年に34セーブを記録するなどクローザーとして活躍したが、その後は成績を落とし、2014年途中に先発再転向となった。2016年に自身初の2ケタ勝利となる11勝をマークし、翌年から読売ジャイアンツへ移籍。2018年に自身初の規定投球回に到達し、今季は自己最多の170イニングを投げていずれもリーグ1位となる15勝、188奪三振、勝率.789をマークする自己ベストのシーズンを過ごした。

ここ2年の先発投手としての働きを見て、ブルージェイズは山口がメジャーの舞台でも先発投手としてやっていけると考えているようだが、山口のブルージェイズでの役割は不透明である。今オフ、ブルージェイズはブリュワーズとのトレードでチェイス・アンダーソン(2017年に12勝、メジャー6年で53勝の右腕)を獲得したほか、フリーエージェント市場から柳賢振(リュ・ヒョンジン:今季メジャーベストの防御率をマークした左腕)とタナー・ロアーク(2ケタ勝利4度、通算74勝の右腕)を獲得。今季5先発で3勝0敗、防御率1.57の快投を見せたマット・シューメイカーも故障から復帰する予定であり、山口はライアン・ボルッキ、トレント・ソーントン、ショーン・リードフォーリーといった若手投手たちと先発5番手の座を争うことになる。MLB公式サイトは先発とロングリリーフを兼任する「スイングマン」としての起用を有力視しているが、横浜時代のリリーフでの経験を活かし、ブルペンの一角を担う可能性もありそうだ。