【年の瀬の被災地】農地の泥の撤去...優先地区の10%終了 リンゴ畑はサッカー場500個相当が被害 農家「来年もいい花が咲いてくれれば」 長野

 長野市長沼地区の特産・リンゴも大きな被害を受けました。泥が5センチ以上堆積した果樹の農地は、長野市だけで520ヘクタール、平均的なサッカー競技場の500個分ほどに相当します。

被災したリンゴ畑 

 先月からは農地専門のボランティアがごみの運び出しや根回りの泥をかき出しました。1ヵ月で延べ6454人が参加しました。農地のボランティは、今月15日に一旦終わりましたが、その後は市が委託した業者が重機を使って泥の撤去を行いました。優先地区の約52ヘクタールのうち10%を終えたといいます。

リンゴ農家・渋沢紀美恵さん:

「きれいにしてもらって本当にありがたい。できればね(来年も)いい花咲いてくれれば」

 市は、3月中までに泥を撤去したいとしています。

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