広島大、元日から全面禁煙 学生に「卒煙」呼びかけ

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広島大の総合研究実験棟の屋外喫煙所。27日に立ち入り禁止になった

 ▽学生の支援や路上対策も

 広島大は1月1日から、屋外を含めた全キャンパス、付属機関を全面禁煙にする。併せて学生たちの禁煙のサポートや、キャンパス周辺での路上喫煙対策などにさらに力を入れる。

 同大は段階的に禁煙化を進めてきた。19年4月から屋内禁煙とし、東広島キャンパス(東広島市)の屋内喫煙所14カ所を廃止。7月には、東広島や東千田キャンパス(広島市中区)にあった16カ所の屋外喫煙所のうち、受動喫煙の影響が大きい14カ所を撤去した。

 東広島キャンパスの総合研究実験棟と圃場(ほじょう)の2カ所に残っていた屋外喫煙所はいずれも27日に利用できなくした。

 同大保健管理センターは全面禁煙を見据え、今年2月から学生を対象に、医師による禁煙治療を無料で実施。約30人が受診し、7割ほどが禁煙に成功したという。このほか大学側は、キャンパス周辺の路上で吸い殻を拾うなどの定期的な見回りを今後拡大する。

 同大は「公共性が高い場所であることなどを踏まえた判断。学生には卒煙してもらい、心身とも健康な状態で巣立ってほしい」としている。

 大学の敷地内は、健康増進法の一部改正で7月から原則禁煙となった。全面禁煙化は、中国地方の国立大では鳥取大、岡山大に続き、今年7月に山口大が実施。島根大は22年4月からの実施を検討している。