ポルシェ初のEV「タイカン」を4分半で幻想的に体験!?|「SCOPES Tokyo」イベントレポート

ポルシェ SCOPES Tokyo

ポルシェの次世代向けイベント、遂に東京で開催

2018年9月のドイツ・ベルリン、2019年5月のオランダ・アムステルダムに続き、アジアでは初開催となる今回のイベント。ポルシェオーナーとしては若い世代である、20代から30代のミレニアル層をターゲットとしており、「時代をけん引するパイオニアとポルシェの価値観が出会う場所」というコンセプトどおり、最新の流行発信地である東京・表参道の「SO-CAL LINK GALLERY」にて開催された。

その内容は、単なるニューモデルの展示にとどまらない、ソーシャルとエンターテインメントを融合した新しいブランドエキシビジョンだ。

ポルシェの海外および新興市場地域担当副社長であるマティアス・ベッカー氏は「世界で最も躍動的な都市の1つである東京のカルチャーシーンは、今回のような新しいフォーマットのイベントには理想的な環境と言えます」と語っている。

タイカンの最新インスタレーションを体験!

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謎に包まれたイベント!?

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開催期間中、会場では日本初公開となるポルシェ初のフル電動スポーツカー「タイカン」が展示された。

しかし、外から見てもイベントの内容は分からず、タイカンはおろかポルシェの文字すらほとんどアピールされていない。入場無料にも関わらず、まさか日本初公開のポルシェEVがすぐそこにあるとは、ギャラリーの横を通りかかってもまったく分からないのだ。クルマが主役となって人を呼び込む従来のイベントとは異なる、新しい形のイベントといえるだろう。

ちなみに、会場となった「SO-CAL LINK GALLERY」はファッションやコスメなどの様々なイベントが日替わり、週替わりで行われている施設だ。普段はガラス張りで中の様子が伺えるが、今回のイベントに限っては数日にわたって改装がなされ、入り口前には見る角度によって赤い光のラインが見える謎の壁が出現。真夜中まで警備員が立ち、一種ものものしい雰囲気も醸し出していた。

真っ赤な光に包まれた幻想体験

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さて、呼び込みのスタッフに案内されて真っ暗な空間に入ると、静かにたたずむタイカンの姿がうっすらと見え、最新デジタルインスタレーションが開始された。

ちなみにインスタレーションとは、音や光、空間そのものなどを五感で楽しむアートのこと。今回の展示では、タイカンの周囲で無数の赤いムービングレーザーがスピーディに照射され、エンジン音を思わせる音の演出もあいまって、まるで躍動的に走っているタイカンの隣にいるかのような幻想的な感覚を味わうことができる。

インスタレーションは時間にしてわずか約4分半の短いショーだったが、その後、じっくりとタイカンを鑑賞し、写真を撮ることもできた。赤いレーザーに同化して隠されていた本来の真っ赤なボディが見えるようになると、タイカンが改めてそこに出現したかのようで、少し不思議な感覚。後から思えば、これは巧妙に「スペシャルな出会い」を演出されたということなのだろう。

コラボイベントも充実

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連日行われた各種エキシビションでは、書家・憲真による書道パフォーマンスや、Patrick Topping、HVOBといった世界で活躍するDJやアーティストによる大型ライブイベント、「水曜日のカンパネラ」のコムアイや「Creepy Nuts」のDJ松永が出演する音楽ライブストリーミングなど、多様な顔ぶれが集まった。

さらに、ヘアカットとスタイリングを提供するファッションイベントや、ミレニアル層のシェアと所有をテーマにしたトークセッションなど、アート・ミュージック・ファッション・ニュービジネスと幅広いエキシビションが実施された。最終日のクロージングパーティでは出演ゲストたちが集い、ニュータイプのイベントは盛況のうちに幕を閉じた。

[筆者:本間 絵奈]

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