[大弦小弦]インフルエンザに警戒を

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 大相撲の迫力を九州各地で披露した冬巡業。うるま市での「沖縄場所」は県内の好角家をうならせた。一方で、今年は全く別の面からも注目された。インフルエンザだ。佐賀県の会場で、十両力士が感染しながら土俵に上がった

▼日本相撲協会は巡業部長の判断で、取組まで時間がなく変更など対応できなかったと説明。「落ち度」を認めた。インフルエンザは巡業一行で流行し当時、他にも離脱者が出ていた。観客を含めた感染の恐れを考えるといかにも認識が甘い

▼全国的にインフルエンザの流行が本格化している。国のまとめでは、15日までの1週間に報告された患者数は1医療機関当たり15.62人。注意報レベルとされる10人を上回った。過去10年と比べると、新型インフルエンザが流行した2009年に次ぐ早さ

▼那覇市でも11.88人となり、25日に注意報が発令された。県全体では7.36人だが、増加傾向。例年だと冬のこれからが本番だ。特に年末年始は、旅行や帰省などで多くの人が出入りする。警戒を強めたい

▼予防のため手洗いやマスク着用などのせきエチケット、人混みを避ける、などが呼び掛けられている。日常生活での配慮や工夫が必要だ

▼子どもや高齢者、受験生は特に気を付けて。もしかかってしまったら受診して体を休め、感染を広げないよう外出を控え回復に努めよう。(内間健)