2020年 SEO対策のトレンド予想

今年も残すところあと3日となりました。D2Cブランドとモバイルコマースの拡大、Reddit・TikTokの躍進、Amazonのさらなる巨大化にともなう配送スピード戦争の激化、大手リテールの倒産、アクセンチュアによるDroga5の買収など、2019年もさまざまなニュースがあったアメリカのマーケティング業界。そして2020年1月1日からはいよいよCalifornia Consumer Privacy Act(CCPA)が施行となります。

新年を目前にして、アメリカのデジタルマーケティング企業各社から2020年の見通しが語られています。SEO対策についてはどんなトレンド予想がされているのでしょうか?いくつか代表的なものをご紹介します。

 

Googleの独占状態は継続

2019年、Googleの検索マーケットシェアは世界全体で92.96%に達しました。アメリカ国内ではMicrosoftのBing(6.07%)やYahoo!(3.94%)など他のプレーヤーによる多少の影響もあって88.37%ですが、およそGoogleの独占状態と言って間違いありません。この状態が近々で崩れる可能性もほぼなく、SEO業界はまだ当面の間Googleを基準に展開されることになります。

 

バックリンク獲得は引き続き主要なSEO要素

GoogleがSEOの指標すべてを明らかにすることはこれまでに(おそらくこれからも)ありませんが、バックリンクの獲得(リンクビルディング)は1つの重要なファクターであると公式に認めています。と同時に、Googleはリンクビルディングに関して厳しいガイドラインも定めています。一昔に流行ったリンクの購入は現在ではペナルティの対象となります。Googleの検索アルゴリズムは日を追って進化を続けており、以前のような裏ワザ的な手法はどんどん通用しなくなってきています。ユーザーにとって有益な情報ページを作ること、ゲストポストなどを通して優良なWebサイトとコラボレーションすることなどを通し、地道にバックリンクを獲得することが結局は一番の近道です。

 

コンテンツはさらなるリッチ化・洗練化が必要

コンテンツマーケティングの大切さは以前から語られている通りですが、こちらもリンクビルディング同様キーワードを詰め込めばOKといった単純な話ではなく、ユーザー利益を意識した実直なアプローチが求められます。競合他社が優れたコンテンツを作っているのであればそれよりも優れたコンテンツが必要となります。Google検索では、具体的には文字量が2,000字を越えるWebサイトはより表示されやすくなると言われています。さらに、量の多いコンテンツ・ビジュアル的に優れたページは訪問者をサイトに引き留めるため滞在時間が長くなり、それがGoogleに高評価とみなされる良い循環も生み出します。また動画を載せていないWebサイトは1つでも2つでも掲載することが推奨されています。

 

モバイル対応はますます重要に

多くのWebサイトがMobile First Index(PCサイトではなくモバイルサイトのパフォーマンスがGoogleでの表示順の指標となる)に移行。スマホ版サイトがあることはもはや当たり前であり、さらに表示速度やユーザビリティなどの最適化が必要となります。SEOのためという側面もありますが、モバイルでは読み込み時間が3秒を越えると53%のユーザーがページを離れるとGoogleが発表しており、そもそもユーザーを獲得するためにスマートフォン対応は必須であると言えます。

 

 

いかがでしたでしょうか?さて今年11月、Legitalでは新サービス『オールインワンWeb診断』をローンチしました。

Google Analyticsを使った通常のアクセス解析だけでは得られない、競合他社の動向やローカルエリアでのパフォーマンス状況、業界の市場インサイトなどを一括で知ることができます。これまで、分かっているようで実は見えていなかった消費者ニーズの傾向に気づくことができ、マーケティングプランや営業戦略の参考になったと喜んでいただいております。新年度に向け、計画を作成中のマーケティング担当の方はぜひご検討いただければと思います。

それでは皆さまも、どうぞ良い新年をお迎えください。

 

“アメリカでのWebマーケティングの秘訣💡”

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