【NHK紅白】Hey! Say! JUMP 囲み取材は“ジャニーさんトーク”

17年から3年連続の出場を決めたHey! Say! JUMP。昨年と同じく、元男闘呼組のギタリスト・岡本健一を父に持つ岡本圭人は、世界で通じるエンターテイナーを学ぶために単身英国へ留学中につき不在。山田涼介、知念侑李、中島裕翔、有岡大貴、髙木雄也、伊野尾慧、八乙女光、薮宏太の8人によるパフォーマンスとなる。楽曲は「上を向いて歩こう~令和スペシャルバージョン~」だ。

19年は、メンバー全員による唯一の冠レギュラー番組「いただきハイジャンプ」(フジテレビ系)が放送200回を突破。バラエティスキルは確実に高まっており、ジャニーズグループで1、2位を争う仲の良さも、番組を通して同時に見せつけた。

音楽チャートでも、安定の高水準をキープ。8月にリリースしたシングル「ファンファーレ!」では、デビューシングルから25作連続1位、11月にリリースしたアルバム「PARADE」は8作連続トップの自己記録をそれぞれ更新(オリコン週間シングル・アルバムランキング調べ)。着実に重ねた実績は結実し、台湾公演も大成功。11月にはグループ史上最大動員となる東京、大阪、愛知、福岡の4大ドームツアーがスタート。年末年始の東京ドームを含む4会場13公演を疾走する(ファイナルは20年1月13日、福岡・ヤフオク!ドーム)。

囲み会見では、この姿を見た天国に逝ったジャニー喜多川さんは「YOU、最高だよって(言っている)」と有岡が笑わせたのを皮切りに、定番のジャニーさんトークへ突入。会場となるNHKホールでは、「食堂のごはんをいつもおごってくれた」(中島)、「ジャニーさんはいつもいっぱい頼むんですけど、(ものまね口調で)『もうお腹いっぱいだから、YOUたち食べていいよ』って。僕たちが食べなきゃいけない、みたいな」(知念)、「NHKの売店のほたての貝柱、大好きだったねぇ」(薮)、「紅白でも、薮とジャニーさんで食堂に行ってラーメンをおごってもらって。その思い出のラーメンを、今回も食べようと思います」(伊野尾)など、“愛する父”との思い出話は尽きない。

今年の漢字1文字を問われた薮は、「空」と即答。「今回歌わせていただく楽曲は『上を向いて歩こう』で、台湾公演ではフライングをやらせてもらいましたし、空にいるジャニーさんが見守ってくれてるんじゃないか」と、やはりジャニーさんに終始する。その瞬間、中島は天に向かって手を振り、「いましたね。Vansonの帽子かぶって」とメンバーとマスコミを笑わせた。

平成生まれだけのメンバーで結成されたJUMP。令和元年にも紅白出場を決められて、ほっとひと安心。最後にボソッと伊野尾は、「令和に飲まれないように…」とつぶやき。平成に続き、令和でもジャンプしたいのは、メンバーの総意に違いない。

(取材・文/伊藤雅奈子)

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