【信州この1年】2019年の県内ニュースを振り返る “令和時代”の幕開け “世界最小”赤ちゃん誕生 “雪国ナイン”が甲子園へ

【年末拡大SP 12月27日】

 台風災害を中心にお伝えしてきましたが、2019年は、ほかにも様々なニュースがありました。信州のこの1年を振り返ります。

新時代の幕開け 平成から“令和”へ

“令和婚”カップル続々 

(リポート)

「駅前も緊張が高まってきています」

「こちらでは、お客さんが足を止めて、今か今かと待っています」

菅官房長官:「新しい元号は、『令和』」

平成から令和へ...。

街の人:

「いい字じゃないですか。平和の“和”が入っていて」

「気持ちも新しくなるので“平和”になってほしい」

 早速、新元号にあやかった商品も登場。

(リポート)

「袖を通しただけで、フレッシュで前向きな気持ちになります」

問屋街・竹内達也さん:

「ドキドキしながら(手を)動かした。ここから駆け込みで(注文が)来ると思うので、急いで安定した品質で作っていきたい」

 5月、市役所では...。

市民:

「令和元年に新しいスタートを切れればいいなと思ってこの日にしました」

「2人で新しい歴史を刻むのにちょうどいいと思って」

 「大安」で“婚姻届”の提出が続々...

 多くの人が希望を抱きながら令和時代がスタートしました。

CSF・豚コレラの感染広がる

CSF・豚コレラ感染拡大

(リポート)

「県の職員が養豚場に作業に入っていきます」

 県内で感染拡大した家畜伝染病のCSF・豚コレラ。2月に県外から感染した疑いのある豚が納入され、宮田村の養豚場と松本市の食肉処理場で殺処分が行われました。さらに...。

県の会見:

「木曽町で野生イノシシの豚コレラの疑いの事例が発生した」

 7月以降、野生イノシシの感染が相次いで確認され、9月には塩尻市の県畜産試験場で、飼育している豚への感染を確認。高森町の民間の養豚場でも感染が確認されました。10月、養豚業者の強い要請もあり、まん延防止の最終手段にあたる豚へのワクチン接種が始まりました。

“世界最小”の赤ちゃん誕生  

関野竜佑ちゃん 1歳の誕生日 

 小さな赤ちゃんが明るいニュースを届けてくれました。4月、県立こども病院を退院した関野竜佑ちゃん。生まれたときの体重はわずか258グラムでした。危険な状態を最新の医療と手厚いケアで乗り越え、元気に退院した男の子としては「世界最小」の記録となりました。

母・俊子さん:

「お風呂に入ったり、一緒に寝たり、通常の生活ができるのが何より楽しみです」

♪ ハッピーバースデー

 家族からたくさんの愛情を注がれ、10月、元気に1歳の誕生日を迎えました。

兄・佑平さん:

「竜ちゃんのところに行くと可愛くて、抱っこしたくなっちゃう」

父・康平さん:

「力強く育ってほしい、みんなに助けてもらったことも多いので、人の役に立つようにしていけたらいい」

家族:

「竜ちゃんおめでとう」

旧開智学校が国宝に

国宝に指定された旧開智学校

5月、旧開智学校の国宝指定が決まりました。県内では10件目、松本市ではお城に続く指定です。

 9月、長野市で「覆面議員」が誕生。プロレス団体代表のグレート無茶さんが市議選で初当選。マスクを改良して議員活動を始めました。

 10月、消費税が10パーセントに引き上げられました。食品などには軽減税率が適用され事業者は対応に追われました。

“雪国ナイン”が甲子園へ

帰郷した“飯山ナイン” 大勢の市民が出迎える

(リポート)

「飯山側のアルプススタンドは白一色です」

 春、夏通じて初めて甲子園に挑んだ飯山高校。初戦突破はなりませんでしたが、先制点を奪うなど見せ場を作りました。帰郷にはおよそ400人が出迎えました。

市民:

「飯山から甲子園なんで生きていてよかった。誇りです」

大川陸主将(当時):

「結果としては、大敗で終わってしまいましたが、ここから1、2年生がもう一度甲子園に戻って出るだけでなくてきちっと勝ってもらいたい」

9月、御嶽海が快挙を成し遂げました。自身7場所ぶり2度目の幕内優勝。

地元住民:

「最高です。うれしい」

母・マルガリータさん:

「うれしいです。みんなのパワー。感謝の気持ちでいっぱい」

御嶽海:

「めっちゃうれしい。皆さんの応援が一番大きいし、こつこつやってきた成果が出たと思う」

 このあと、御嶽海は九州場所で負け越し、来月の初場所の番付は前頭二枚目に。三役復帰を目指します。

来年は「東京オリンピック・パラリンピック」 県勢選手の活躍に期待

バドミントン・奥原希望選手(大町市出身)

 来年は、いよいよスポーツの祭典「東京オリンピック・パラリンピック」が開催されます。県勢の活躍に注目です。

バドミントン・奥原希望選手:

「いい色のメダルを持って帰って喜んでもらえたらすごくうれしい」

柔道・出口クリスタ選手:

「東京五輪に挑戦者という気持ちでゴールドゼッケン(金メダル)を狙いにいきたい」

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