北京の教育関係者 幼児教育の現場を視察 長崎

園内を見学する李理事長(左)ら視察団=長崎市、さくら幼稚園

 中国・北京の私立学校「京学教育」(李敬理事長)の関係者43人が29日、長崎県長崎市新小が倉2丁目の認定こども園、さくら幼稚園・さくらんぼ保育園(中通美津子園長)を訪れ、日本の幼児教育の現場を視察した。
 京学教育は、中国全土で幼稚園や小中学校を経営している。視察団は27日から31日までの研修旅行の一環で同園を訪問した。
 森達己理事長(66)は「子どもを育てる気持ちは日本も中国も変わらない。有意義な研修にしましょう」とあいさつし、園内を案内した。
 参加者は、絵や工作など園児の造形作品のほか、ランチルームなど園内の設備を興味深そうに見学。保育カリキュラムについて熱心に質問するなど高い関心を示した。李理事長は「先生たちの子どもへの思いや理念を持ち帰りたい」と話した。

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