鷹の2010年代ベストナインは? サファテや柳田、球界代表する選手がズラリ

ソフトバンク・柳田悠岐【写真:藤浦一都】

現在もチームの主力としてプレーする選手が数多く選出

 プロ野球の2019年シーズンはソフトバンクが日本シリーズ3連覇を達成し幕を閉じた。2010年代も今年で終わり来季からは2020年がスタート。ここでは10年一区切りとし、チームの顔、脅威の成績でインパクトを残した選手たちといった各球団の2010年代ベストナイン、監督を選出する。

 今回は2010年代に入って常勝軍団となり、リーグ優勝5回、日本一6回を成し遂げているソフトバンクだ。

【投手】
先発 千賀滉大
中継ぎ 摂津正
抑え サファテ

 2010年代の初めは和田毅や杉内俊哉ら好投手が揃っていたが、現在のエース千賀を挙げる。最速161キロ、4年連続2桁勝利、そしてWBCで世界に衝撃を与えた投球など、どれを取ってもその力は随一と言えるだろう。

 この時代を彩った投手の1人が摂津正投手。プロ2年目の2010年に2年連続70試合超となる71試合に投げて38ホールド。翌2011年に先発転向すると、そこから5年連続2桁勝利をマークした。先発としても中継ぎとしても素晴らしい投手だった。先発には千賀もいたことから、中継ぎとして選出した。

 抑えは文句なしで“キング・オブ・クローザー”のサファテだ。2014年に加入すると、4年連続で30セーブ超。2017年にはプロ野球記録を更新する、前人未到の54セーブを記録した。ソフトバンクのみならず、球界を代表する抑え投手だった。

遊撃手には存在感を示した川崎を選出

【内野手】
捕手 甲斐拓也
一塁 内川聖一
二塁 本多雄一
三塁 松田宣浩
遊撃 川崎宗則

 野手では今も活躍する面々が多くなった。甲斐は育成から這い上がり、球界を代表する捕手へと成長。内川は2011年に首位打者とMVPに輝いた。二塁は2度の盗塁王を獲得した本多(現1軍内野守備走塁コーチ)。松田宣は2010年代の10年間、ホットコーナーを守り続けている。

 遊撃手には川崎を選んだ。この年代では2010年、2011年と米球界から復帰した2017年の計3年間しかプレーしていないが、チームに残した功績は大きい。今宮も時代を代表する遊撃手だが、その存在感もあって川崎とした。

【外野手】
柳田悠岐
長谷川勇也
中村晃

【指名打者】
デスパイネ

 外野手は球界ナンバーワン打者となった柳田、2013年の最多安打打者の長谷川、そして内外野を高いレベルでこなす中村晃を選出。指名打者は2017年からの3年間で100本塁打を放っているデスパイネとした。

【監督】
工藤公康

 監督は就任5年でリーグ優勝2回、日本一4回に輝いた工藤公康監督。継続して成績を残し続ける手腕はさすがの一言だろう。(Full-Count編集部)

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