2019年「セクシーが期待ハズレだった」女優たちとは?

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中山美穂 

(C)まいじつ 

元号が「令和」に変わっての1年も終わろうとしているが、2019年、期待していた〝セクシー〟が空振りに終わった〝ザンネン〟な女優さんたちを、ほとんど八つ当たり的にあげつらってみたい。

おっと、その前に〝セクシー〟を頑張った女優さんたちにエールを送らなくてはいけない。『よこがお』の筒井真理子さん、『アンダー・ユア・ベッド』の西川可奈子さん、『火口のふたり』の瀧内公美さんは、いずれもヘア・ヌードも辞さずの〝艶技〟で、頭が下がる思い。さらに『人間失格 太宰治と3人の女たち』で、昨年の『リバーズ・エッジ』に続いて2年連続の〝完脱ぎ〟を敢行した、今や〝怖いもんナシ女王〟二階堂ふみさんたちである(敬称略せず)。

さて、今年もまた〝お脱ぎにならなかった〟では、今や〝鉄板〟の長澤まさみがいる。『マスカレードホテル』、『コンフィデンスマンJP』と主演し、『キングダム』や外国映画の『ザ・クロッシング』で助演と八面六臂。いずれも大作が数多く公開されたにもかかわらず、せめてかつての『モテキ』ぐらいの露出度を、との願いも虚しく、またも肩透かしであった。

特に、『ザ・クロッシング』は〝中国版タイタニック〟との触れ込みで、長澤と金城武の濃厚濡れ場があると数年前に喧伝されて、やっと公開の運びとなったはいいけど、そういう濃厚シーンは結果的になく、ガセをつかまされた感じ…。もっとも、個人的には彼女の大ファンなので悪口を言う気は毛頭ない。もはや長澤まさみは〝着エロ〟でも構わない、という妥協の産物のような結論に達したほど。まあ、♪探し物をやめたとき見つかることもよくある話(by井上陽水)、なので、こっちが諦めたと思ったらいきなり脱いでくれた…なんてことは甘いか。

 

周りの女優は脱ぎてんこ盛りなのに…

何も、そういうシーンじゃないのにサービスカット的に脱げ、と理不尽なことを言っているわけではない。例えば〝R-15〟指定となった前出の『人間失格――』で、宮沢りえは太宰の本妻を演じたのだが、玄関口でチョコチョコからむだけで描写はマイルドそのもの。共演の沢尻エリカ、二階堂ふみに対し、〝濡れ場的に〟後塵を排しているのはいかにも残念。女優バリュー度では勝っているはずなのに、対抗心はないのか、ってね。

残念と言えば、この映画の後、合成麻薬MDMA所持で逮捕された沢尻も脱ぎ度は〝寸止め程度〟に終わったのは口惜しい。今回も完脱ぎなら、いずれ復帰までの〝語りぐさヌード〟となったのに。

宮沢と同じことが、『108~海場五郎の復讐と冒険』の中山美穂にも言える。周りの女優さんたちは頭が下がるほど脱ぎてんこ盛りなのに、1人だけ治外法権のように脱ぎナシでは差別か、と思うよ。これは、脱がし口説けなかった監督の松尾スズキの力量が問われる。〝R-18〟指定作だからてっきりと思ういきや、完全な〝羊頭狗肉作〟。というわけで「期待ハズレクイーン」は中山美穂に決定!

(映画評論家・秋本鉄次)