秋山がレッズと契約合意 3年2000万ドル以上との報道

日本時間12月31日、日刊スポーツは秋山翔吾がレッズとの3年契約に合意したことを伝え、アメリカの各メディアもそれに続いて秋山の契約合意を報じた。日刊スポーツは3年1500万ドル以上の契約であることを伝えていたが、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、3年契約の総額は1500万ドルを大幅に上回っており、2000万ドル以上であるという。身体検査を経て、正式に契約成立が発表される見込みとなっている。

MLB公式サイトのアンドリュー・サイモンは、秋山が埼玉西武ライオンズでプレイした過去5年間でいずれも.385を超える高出塁率をマークしていることを紹介。「この数字がメジャーリーグの舞台でどのように変化するかは興味深い」とツイートしており、レイズに入団した筒香嘉智と同様に、出塁能力の高さを高く評価されている様子がうかがえる。

レッズは球団最高の若手有望株であるニック・センゼルが正中堅手を務めており、秋山は右翼ないし左翼に回る可能性もある。ただし、センゼルはフランシスコ・リンドーア(インディアンス)をトレードで獲得する際の交換要員としてチームを去る可能性もあり、秋山の獲得によってトレード交渉が加速するのではないかと見る関係者もいる。

レッズは今オフ、正二塁手としてマイク・ムスターカスを4年6400万ドルの大型契約で獲得したほか、今季アストロズで14勝をマークした先発左腕、ウェイド・マイリーも2年1500万ドルで加入。混戦が予想されるナショナル・リーグ中部地区で上位進出を目指すレッズにとって、秋山は彼らに続く補強となる。

MLB公式サイトでレッズの番記者を務めるマーク・シェルドンは、秋山が日本球界で高出塁率を維持してきたことを踏まえ、1番ないし2番での起用を予想。また、公式戦に初出場した時点で球団史上初の日本人メジャーリーガーとなることも伝えている。埼玉西武で不動のリードオフマンを務めてきた男の活躍に期待したい。

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