寺山修司の4こま漫画を映像化/三沢市の記念館、「テラヤマ・キッズ」1日から放送/ウェブ配信も検討

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「テラヤマ・キッズ4コマ劇場」映像化作品の1作目で紹介される4こま漫画(寺山修司記念館提供)

 寺山修司作品の面白さを幅広い世代に知ってもらおうと、青森県三沢市の寺山修司記念館は1月1日から、寺山の名言やエピソードをちりばめた映像を発信する。三沢市ケーブルテレビジョン(マックテレビ)で放送するほか、今後はウェブサイトなどでの配信を検討する。

 同記念館は、4こま漫画「テラヤマ・キッズ4コマ劇場」を2018年11月からツイッターや会員制交流サイト(SNS)に掲載している。寺山作品から飛び出したキャラクター「テラヤマ・キッズ」が、難解と評されることもある寺山の言葉などを伝えており、好評だ。

 今回新たに、4こま漫画を基に1作品1分程度の映像にした。漫画は三沢市のイラストレーター齋藤さち子さんが描き、マックテレビが映像制作を、記念館が監修を行っている。

 1、2作目は放送用に描き下ろした新作で、いずれもマックテレビの初回放送は1日。1作目は午前7時台、2作目は同8時台。毎日、最大で5回放送する。

 同館の広瀬有紀学芸員は「寺山作品の楽しみ方がいろいろあるということを、さまざまな年代の人に伝えたい。私自身、映像の制作過程を楽しんでいる」と説明。「子どもが見て理解できる内容を目指すが、記念館としての哲学を崩さず、言葉や表現にこだわって発信していく」と話している。