2010年代、印象的だった「欧州の日本人選手」とユニフォーム6選

2019年12月31日は単なる1年の終わりではなく、2010年代最後の日でもある。

この10年間で日本人選手の欧州移籍は飛躍的に増加した。ここでは、2010年代に欧州で大きな印象を残した日本人選手とユニフォームをご紹介したい。

本田圭佑(CSKAモスクワ)

CSKAモスクワ/2011-12/Reebok/ホーム

CSKAモスクワでの2シーズン目。右膝の故障で戦線離脱した本田圭佑にとっては、決して良いシーズンとは言えなかった。Reebokとの契約最終年だったこのユニフォームは、スタイリッシュなデザインが印象的な一着。国内リーグとチャンピオンズリーグとでは、胸のスポンサーロゴマークが異なった。

長友佑都(インテル)

インテル/2013-14/Nike/ホーム

移籍4シーズン目を迎えた長友佑都は、この偉大なクラブで初めて腕にキャプテンマークを巻いた日本人となった。その13-14シーズンのホームキットは、立襟付きのクラシックなスタイルを採用。ダークブルーとブラックのストライプが人気を博した一着だ。

岡崎慎司(レスター・シティ)

レスター・シティ/2015-16/Puma/ホーム

2015-16シーズンに加入した岡崎慎司。得点こそ少なかったが、豊富な運動量と献身性でチームの躍進に貢献し「影のヒーロー」に。ミラクル・レスターの一員としてクラブ史上初のプレミアリーグ優勝メンバーとなった。

ホームユニフォームは、美しいブルーにゴールドの差し色が印象的なデザインだった。

内田篤人(シャルケ)

シャルケ/2012-14/adidas/ホーム

シャルケでの3季目を迎えた12-13シーズン。内田篤人とジェフェルソン・ファルファンによる右サイドのコンビは、相手を度々恐怖と混乱に陥れた。宿敵ドルトムントのダービーマッチでは、チームを勝利に導くアシストを記録している。

ユニフォームは13-14シーズンまで使用。斜めのシャドーストライプが特徴あるデザインで、シャルケらしいホワイトの差し色が印象に残る。

香川真司(ボルシア・ドルトムント)

ドルトムント/2011-12/Kappa/ホーム

ドルトムントでの2シーズン目を迎えた香川真司。公式戦43試合で17得点を記録し、リーグ2連覇とドイツ杯優勝に大きく貢献した。そしてシーズン終了後にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍が決まり、香川の第一期ドルトムント時代は幕を閉じる。

ユニフォームは黒いドット柄が印象的なデザイン。移籍1年目の10-11シーズンモデルと同様に記憶に残る一着となった。

長谷部誠(アイントラハト・フランクフルト)

フランクフルト/2017-18/Nike/ホーム

2008-09シーズンからドイツでプレーする長谷部誠は、日本人選手のドイツへの道を切り開いた“新たな時代の開拓者”とも言える存在だ。17-18シーズンはドイツ杯決勝でバイエルン・ミュンヘンに勝利。リーグを制覇したヴォルフスブルク時代以来となるタイトル獲得となった。

このシーズンのフランクフルトは、ホワイトを基調としたデザインのホームキットが登場。ほとんどホワイトのようなキットは70年代以来のことだった。

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