今「紅白」のユニフォームを着て輝いている5名

もうすぐ大晦日、そして年明けということで、今回はおめでたい紅白のユニフォームでプレーしている5人の選手に注目してみた。

リース・ムセ(シェフィールド)

リース・ムセ

昇格組ながら好調を維持しているシェフィールド。堅守が光るチームだが、少ない決定機をモノにしている攻撃陣の働きも見過ごせない。

ストライカーの一人であるフランス人ムセは、今季プレミアで5ゴールを記録しており、チームの貴重な得点源として活躍している。

以前は3シーズンに渡ってボーンマスでプレーしていたが、出場機会を得られず、今季からはシェフィールドでプレーしている。来年はさらに出場機会を増やして、ゴールを奪うことができるだろうか。

ステフェン・ベルフワイン(PSV)

昨季は素晴らしいスタッツを残したPSVのエース、ベルフワイン。共にスリートップを組んで活躍したロサーノやルーク・デ・ヨングはチームを去ったが、自身は残留を決めた。

今季はファン・ボメルが監督を解任されるなどあまり奮わないチームだが、ベルフワインはここまで5ゴール10アシストという数字を残している。

堂安やマレンを始めとするタレント揃いの攻撃陣のリーダーであり、後半戦の巻き返しに欠かせない選手だ。

イニャキ・ウィリアムス(ビルバオ)

昨季はキャリアで初めてリーガ二桁得点を記録するなど、ブレイクしたのがアスレティック・ビルバオのウィリアムスだ。

アフリカ系だが、ビルバオで生まれ育ったバスク人であるため、ユース時代よりこの純血主義のクラブでプレーしている。成長著しく、多くのクラブが関心を寄せていた選手だが、今季開幕前には9年の超長期契約を結び、クラブそして地元愛を誓った。

ビルバオの新たなレジェンドになりつつあるウィリアムスに注目だ。

ダニー・イングス(サウサンプトン)

サウサンプトンで孤軍奮闘しているのが、フォワードのイングスだ。

元々得点力の高い選手だが、大怪我もあってリヴァプール時代は活躍することができなかった。昨季にサウサンプトンへローン加入すると、徐々に感覚を取り戻し、完全移籍して迎えた今季はすでにリーグ戦12ゴールを決めて復活を果たしている。

現在チームは苦しい状況だが、この男がプレミア残留のキーマンであることは確実だろう。

サウール・ニゲス(アトレティコ・マドリー)

シメオネのサッカーを最も高いレベルで体現しているのが中盤のサウールだ。

頭脳的でありながらプレー強度は非常に高く、また複数のポジションをこなすことができる。苦労人として知られており、もともとレアルのユースに所属していたが、いじめを受けてアトレティコのユースへ加入した経歴を持つ。

近年では試合中のアクシデントで腎臓を痛め、治療のためにカテーテルを挿しながらシーズンを戦っていたこともあり、その強い精神力はチームを象徴するものである。

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