<レスリング>2019年「レスラー・オブ・ザ・イヤー」にフランク・チャミゾ(イタリア)ほか、男子グレコローマン次点に太田忍(ALSOK)

男子フリースタイルのレスラー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたフランク・チャミゾ(イタリア)

 世界レスリング連盟(UWW)は12月30日、2019年の「レスラー・オブ・ザ・イヤー」(最優秀選手)を発表。男子フリースタイルは74kg級のフランク・チャミゾ(イタリア)、男子グレコローマンは87kg級のビクトル・ロエリンツ(ハンガリー)、女子は68kg級のタミラ・メンサストック(米国)の3選手を選出した。

 各スタイルとも世界選手権や大陸選手権、ランキング大会の結果による得点で決定。1~3位が発表され、男子グレコローマン2位には63kg級で世界王者に輝いた太田忍(ALSOK)が入った。

 「レスラー・オブ・ザ・イヤー」には賞金3万スイスフラン(約337万1800円)が授与され、2位は2万スイスフラン(約224万7867万円)、3位は1万スイスフラン(約112万3933円)。

 チャミゾは世界選手権こそ2位に終わったものの、欧州選手権で65・70kg級に続く3階級目での優勝を達成。3度のランキング大会でいずれもメダルを取った。

 ロエリンツも世界選手権は2位だったが、3度のランキング大会でいずれも優勝し、ポイントを伸ばした。男子グレコローマン2位の太田は、世界選手権での優勝のほか、ハンガリーGPで優勝、ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会(ブルガリア)で2位、オレグ・カラワエフ国際大会(ベラルーシ)で優勝と、3つのランキング大会で好成績を挙げ、ポイントを伸ばした。

 メンサストックはパンアメリカン選手権と世界選手権で優勝したほか、ランキング大会のサッサリ国際大会(イタリア)で優勝。女子の最多得点をマークした。

 各スタイルのベスト3は下記の通り。


男子フリースタイル

[1]Frank CHAMIZO(イタリア=74kg) 106点
[2]J’den COX(米国=92kg) 90点
[3]Geno PETRIASHVILI(ジョージア=125kg) 88点

男子グレコ-マン

[1]Viktor LORINCZ(ハンガリー=87kg) 92点
[2]太田忍(日本=63kg)88点
[3]Zhan BELENIUK(ウクライナ=87kg) 82点
 〃  Musa EVLOEV(ロシア=97kg) 82点

女子

[1]Tamyra MENSAH(米国=68kg) 108点
[2]Aisuluu TYNYBEKOVA(キルギス=62kg) 94点
[3]Aline ROTTER FOCKEN(ドイツ=76kg) 87点

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