愛知県警などによると、県内での2019年交通事故死者(速報値)は累計156人(前年比-33)となりました。上期に大幅減となり、下期は前年とほぼ同じペースまで増加したものの、4年連続の減少で、都道府県別では千葉県(172人)を下回り、2003年から16年連続となっていたワースト1位から脱しました。
また、うち65歳以上の高齢者も80人(-23)となり、2015年以降、都道府県別で唯一となっていた100人以上継続も脱しています(なお千葉県は少なくとも89人)。
【愛知県内での2019年交通事故死者数】(12月31日現在:速報値)
・ 1月: 7人(-10) うち高齢者2人(-10)
・ 2月:12人(-1) 8人(-3)
・ 3月:11人(-2) 7人(±0)
・ 4月:13人(-7) 10人(+4)
・ 5月: 8人(-7) 6人(-4)
・ 6月: 9人(-8) 2人(-10)
・ 7月:16人(+2) 4人(±0)
・ 8月:17人(+1) 8人(+1)
・ 9月:14人(-3) 5人(-5)
・10月:17人(+2) 8人(±0)
・11月:18人(+5) 10人(+5)
・12月:14人(-5) 10人(-1)
・2.32日に1人の割合(上期3.01日/下期1.91日)
・都道府県別:総数2位 増減数45位 増減率35位 人口10万人比42位
・年間死者数:2018年189人 17年200人 16年212人 15年213人 14年204人
うち高齢者: 103人 110人 117人 122人 123人
【平成期の都道府県別ワースト】
・元年(1989) 北海道 659人 神奈川県 565人 総数 11086人
・ 2年(1990) 北海道 715人 大阪府 571人 11227人
・ 3年 愛知県 589人 北海道 573人 11109人
・ 4年 北海道 585人 愛知県 573人 11452人
・ 5年 北海道 595人 千葉県・愛知県 各553人 10945人
・ 6年 北海道 619人 愛知県 523人 10653人
・ 7年 北海道 632人 愛知県 512人 10684人
・ 8年 北海道 595人 千葉県 465人 9943人
・ 9年 北海道 613人 千葉県 464人 9642人
・10年 北海道 533人 愛知県 423人 9214人
・11年 北海道 536人 千葉県 422人 9012人
・12年(2000) 北海道 548人 愛知県 443人 9073人
・13年 北海道 516人 愛知県 413人 8757人
・14年 北海道 493人 愛知県 468人 8396人
・15年(2003) 愛知県 428人 北海道 391人 7768人
・16年 愛知県 435人 北海道 387人 7436人
・17年 愛知県 407人 埼玉県 322人 6937人
・18年 愛知県 389人 北海道 277人 6415人
・19年 愛知県 326人 北海道 286人 5796人
・20年 愛知県 318人 埼玉県 232人 5209人
・21年 愛知県 281人 北海道 218人 4979人
・22年(2010) 愛知県 256人 北海道 215人 4948人
・23年 愛知県 276人 東京都 215人 4691人
・24年 愛知県 235人 北海道・埼玉県 各200人 4438人
・25年 愛知県 219人 兵庫県 187人 4388人
・26年 愛知県 204人 神奈川県 185人 4113人
・27年 愛知県 213人 大阪府 196人 4117人
・28年 愛知県 212人 千葉県 185人 3904人
・29年 愛知県 200人 埼玉県 177人 3694人
・30年(2018) 愛知県 189人 千葉県 186人 3532人
◆用語解説「交通事故死者」
「交通事故」とは、道路交通法第2条第1項第1号に規定する道路において、車両等及び列車の交通によって起こされた事故で、人の死亡又は負傷を伴うもの(人身事故)をいい、「死亡」(「死者」)とは、交通事故によって、発生から24時間以内に亡くなった場合(人)をいう。
警察庁では、交通事故実態をできるだけ早く把握、分析し、最も効果的な交通安全対策を迅速に検討し実施するとともに、国民に対して、速やかに交通事故状況を知らせることで交通事故防止を図ることを目的として、各種統計をとりまとめている。このうち、交通事故死者については日報を、また翌春に30日以内交通事故死者を公表している。