ヴィッセル神戸、天皇杯初優勝!引退のビジャとともにクラブ初タイトル獲得

1日、第99回天皇杯決勝が国立競技場で行われ、ヴィッセル神戸が2-0で鹿島アントラーズを下し、初優勝を飾った。

両チームは11月30日に明治安田生命J1リーグで対戦。この試合で神戸はアウェイにもかかわらず3-1の快勝を飾っており、今回もその時と同様、藤本憲明を前線中央に配置した3-4-3のシステムを採用する。

一方の鹿島は負傷者が多く、ベストの布陣を組めないこともあってか序盤から苦しい展開。ペースを握った神戸は、18分に左サイドの崩しからオウンゴールで先制すると、38分には右からのクロスを藤本が合わせ、前半で2点のリードを奪った。

攻撃の停滞が続く鹿島は、53分に山本脩斗を投入。3バックに変更したことで前線に人数をかけられるようになり、ようやくゴールに迫るシーンが増えはじめる。

しかし、この日の神戸は集中力の高い守備を見せており、攻撃でもアンドレス・イニエスタを中心に時間を使いながらうまくプレーする場面が目立った。

そして後半アディショナルタイム、この試合を最後に引退するダビド・ビジャが出場。結局最後まで得点を許さなかった神戸が、悲願のクラブ初タイトルを手にしている。

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