ゴジラ、愛され20年 「くりはま花の国」、補修も検討

誕生20年を迎えたゴジラの滑り台=横須賀市神明町の「くりはま花の国」

 自然豊かな公園「くりはま花の国」(神奈川県横須賀市神明町)にある人気遊具「ゴジラの滑り台」が2019年11月、誕生から20年を迎えた。他の遊具の改修工事に伴い現在は利用できないが、公園のシンボル的な存在であることは変わらない。ただ長年の風雨により傷みが目立ち始めた。公園を管轄する市は補修などを検討しており、これからも長く愛されるよう維持していく考えだ。

 市や設置に尽力した横須賀商工会議所によると、ゴジラの滑り台は、全長約10メートル、高さ約8.75メートル、重さ約5トン。繊維強化プラスチック製で、尻尾の部分が滑り台になっており、6~12歳が遊ぶことができる。

 映画ゴジラシリーズを製作・配給する東宝の全面協力の下、シリーズ6作で特殊技術監督を務めた故川北紘一氏がデザイン。1999年11月3日に完成した。

 横須賀と「怪獣王」との縁は深い。「観音崎北東15マイルの海中を北西に向け移動中のゴジラを発見す」。そんなせりふがあるのは、54年のシリーズ第1作だ。

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