浅草の現役俥夫ユニット「東京力車」メンバーインタビュー!第弐弾は二枚目担当・渡邊善央の秘めたる強い意志と漢らしい表情。

東京・浅草へ降り立つと、笑顔と活気あふれる威勢の良い声が響き渡る。
その声に気を取られ振りむくと、腹掛け股引き姿の俥夫と呼ばれる男たちが、下町情緒・江戸風情に満ちた古き良き日本の景色が残る浅草を案内している。

そんな彼らが、東京オリンピックに向け、浅草や人力車の魅力はもとより日本の伝統文化を歌やダンス、アクロバットを通して世界へ発信するべく結成したユニットが「東京力車」だ。
エネルギッシュな歌声で東京2020に向け駆け続ける彼らに、プライベートや浅草の魅力や新曲についてを伺った。

第弐弾は、はにかむ笑顔は美しく!チラ見え太もも逞しい!東京力車の二枚目担当、渡邊善央(ぜお)さん。

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ーー映画作品から学ぶ、仕事の姿勢と生き方。

映画館に行くことが多くて、最近観た作品は、「アナと雪の女王2」や岡田准一さん主演の「ザ・ファブル」っていう殺し屋の映画を観ました! めちゃくちゃかっこよくて、アクションの演技も演出も全部うまくて、見入ってしまいました! 僕もライブでバク転をしたりアクロバットな動きをしているので、こういうアクションを活かした映画は観ていてとても勉強になりますね。どんどん、ライブに取り入れていきたいと思います!
あと、小さい頃から「スターウォーズ」の大ファンで、最終章の「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」を観るのが楽しみです。ひとつひとつテーマが愛や家族など、実は壮大なSF映画で、時間がある時はDVDで過去作を振り返ったりして考えさせられたりしています。

ーー俥夫として、東京力車として。

浅草は、古くから残る伝統が今もなお続いていて、人情溢れる下町です。そんな浅草で俥夫として働いて浅草の街を紹介していくうちに、人力車っていうのは人と人との心を繋いでくれるものなんだぁって感じました。だから、自分もついついオープンな気持ちになってしまって、人力車を引いているときは自然体というか、天真爛漫、いつもニコニコしちゃうんですよね(笑)。

そんな俥夫と同じ格好でステージに上がっているんですけど、ライブでは歌とダンスとアクロバットと、色々と集中しなくてはいけないことがあって、人力車を引いてるときとは真逆の少し怖い顔になっているようなんです(汗)。けれど、どちらも同じ想いを抱いていて、浅草の魅力、日本の伝統を皆さんに伝えられていることにとてもやりがいを感じています。

ーー新曲「唯我独尊SOUL」への想い。

「勝ち負けなどより 大事な物 己の中にあるだろ?」。この歌詞が僕にとって、すごく感情移入できるところです。
争うことよりも自分の信念を持っていけば道が切り拓けると、この歌詞を聴いてハッとして、それを信じ、感情を込めて歌っています。ぜひMVやライブ会場に来ていただいて、僕の熱い歌声を聴いてください! あと、リーダーも言っていたのですが、僕も野球をやっていて太ももが力強いので、そこにもぜひ注目してください(笑)!!

ーー今後の目標とメッセージ。

先ほどの歌詞の想いを胸に、東京力車の活動で2020年東京オリンピックを盛り上げ、そして仲間と一緒に念願の浅草公会堂でのワンマンライブを行うことを目標にしています! 東京力車のライブはどなたでも楽しめる熱いライブになっているので、ぜひ遊びに来てください!
そして浅草では、実際に人力車を引っ張っていますので僕たちと一緒に古き良き下町の風を感じましょう! これからもたくさんの人々の夢を応援して、背中を押してあげられるようなアーティストを目指して走り続けていきます!

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東京力車
東京2020に向け、エンタテインメントを通して日本の伝統文化、人力車を世界へアピールするため、現役俥夫により結成。2019年、新曲「唯我独尊SOUL」を発売。イベント情報は公式サイト、Twitterよりご確認ください。

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取材・撮影/新井雄大 Twitter@you591105

※newTOKYOは浅草で現役で人力車をひっぱるエンターテイメントパフォーマンス集団「東京力車」を応援しています。ライブ会場や人力車での観光案内などでは、節度ある言動行動のもと、お楽しみいただけますようご協力よろしくお願いいたします。

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