箱根駅伝2020往路は2020年1月2日(木)に行われた。良コンディションの中、令和最初の箱根王者を決める戦いは史上最速のレースとなった。
1区ではスタートからハイペースが進み、創価大学の米満がさらにスパートを掛け逆転。そのままトップで襷をつなぎ、創価大学史上初 首位で第一中継所に飛び込んだ。
2区では東洋大学の相澤が途中で追いついた東京国際大学の伊藤とハイレベルな併走。史上初の5分台となる1:05:57の驚異的な区間新記録を樹立した。区間2位となった伊藤も1:06:18で日本人史上最速、同タイムの拓殖大L.レメティキも1年生最高タイム、区間5位の青山学院大学の岸本も1:07:03の日本人一年生史上最速タイムを叩き出した。
3区でも1年生が躍動。東京国際大学の留学生、ヴィンセントが初駅伝となるレースで1時間を切る59:25の区間新記録を樹立した。区間2位の帝京大学遠藤も1:01:23の区間新、区間3位の駒澤大学1年生、田澤も1:01:25の区間新記録となった。
4区でも高速レースの勢いは衰えない。首位に立った青山学院大学の吉田が、東洋大相澤が持っていた区間記録を更新する1:00:30を叩き出し、トップで5区へと襷をつないだ。
最終5区でも区間新記録が続出。先頭を走る青山学院大学の飯田が区間2位ながら1:10:40の区間新記録で優勝テープを切った。前回大会で区間記録保持者となった國學院大學の浦野も1:10:46の区間新記録ながら区間3位、2位でのフィニッシュとなった。そして後方では東洋大学の2年生、宮下が1:10:25の区間新記録で見事区間賞を獲得した。
優勝した青山学院大学は従来の大会記録を5分以上縮める5:21:17の圧巻のタイムで優勝。2位國學院大學、3位東京国際大学、4位の前回王者東海大学まで大会記録を更新の、超ハイレベルなレースとなった。
往路最終結果
1 青山学院大学 5:21:17
2 國學院大學 5:22:49
3 東京国際大学 5:24:33
4 東海大学 5:24:38
5 明治大学 5:27:11
6 帝京大学 5:27:15
7 創価大学 5:27:34
8 駒澤大学 5:27:41
9 早稲田大学 5:28:48
10 拓殖大学 5:29:08
区間賞
1区 米満怜(創価大学)1:01:13
2区 相澤晃(東洋大学)1:05:57*
3区 ヴィンセント(東京国際大学)59:25*
4区 吉田祐也(青山学院大学)1:00:30*
5区 宮下隼人(東洋大学)1:10:25*
*区間新
区間新記録
2区 相澤晃(東洋大学)1:05:57
3区 ヴィンセント(東京国際大学)59:25
3区 遠藤大地(帝京大学)1:01:23
3区 田澤廉(駒澤大学)1:01:25
4区 吉田祐也(青山学院大学)1:00:30
5区 宮下隼人(東洋大学)1:10:25
5区 飯田貴之(青山学院大学)1:10:40
5区 浦野雄平(國學院大學)1:10:46
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