寒気影響弱く 日本海側は少雪継続 気象庁1か月予報

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁ホームページ

気象庁は2日、向こう1か月(1/4~2/3)の天候の見通しを発表した。全国的に寒気の影響が弱いため、東・西日本と沖縄・奄美は、今後2週間ほどは気温がかなり高くなる見込み。また、北日本を中心に一時的に寒気が入る時期はあるものの、低気圧の発達は弱く冬型の気圧配置も平年より弱いため、日本海側の降雪量は少ない状況が続きそうだ。

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁ホームページ

 週ごとの予報によると、1週目(1/4~1/10)の気温は、北日本は平年並みと予想されるが、東・西日本と沖縄・奄美は高温傾向で、特に8日(水)頃から5日間ほどは気温が平年よりかなり高くなる見通し。このため、気象庁は東・西日本、沖縄・奄美に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意するよう呼び掛けている。

1か月予報(降雪量)。出典:気象庁ホームページ

 2週目(1/11~1/17)は冬型の気圧配置が弱く、全国的に高温傾向が予想される。寒気の影響が弱いため、北・東日本の日本海側は平年に比べて雪(雨)の日が少ない見込み。一方、東・西日本の太平洋側は低気圧や前線の影響を受けやすく、1週目(1/4~1/10)に続き平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。

1か月予報(降水量)。出典:気象庁ホームページ

 3~4週目(1/18~1/31)も北・東日本の日本海側は寒気の影響が弱く、平年に比べて雪(雨)の日が少ない見込み。その他の地域は、平年と同様の天候が見込まれるが、依然として全国的に高温傾向が続きそうだ。

1か月予報(日照時間)。出典:気象庁ホームページ

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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